■まっすぐ前 そして遠くにあるもの
銀色夏生 著
幻冬舎
本書は、作者が四季や日常の風景写真と一緒に1年を巡る詩を記したものです。何気ない日々をつづった言葉たちには、明るく前向きなものもあれば、少し考え込むようなものもありますが、どの詩にも作者の希望への気持ちが込められています。
おすすめの詩は「楽しんでやりましょう」です。ふと見上げたような光景の写真と作者の言葉に、楽しみの見つけ方は自分次第だと言われている気がします。
春には春の、夏には夏の、秋には秋の、冬には冬の楽しみがあることも本書は教えてくれます。詩の感じ方は人それぞれです。うれしいとき、ちょっと落ち込んだとき、その時々の自分にぴったりの詩が見つかるはずです。どの詩からでも読むことができるので、気軽に好きなページをめくってみてください。
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