吉田の愛知神社には中世の大般若波羅蜜多経(だいはんにゃはらみたきょう)が伝わっています。その奥書に、弘安5年(1282)10月に佐々木近江守の願経として吉田社(愛知神社)に奉納されたという慈覚という者の記録があります。
全600巻のうち残ったのは10巻のみですが、近江佐々木氏ゆかりの願経として経巻が移動することなく、約740年間の長い時間、この地に伝わってきたことに歴史の重みを感じます。近江佐々木氏の「願い」とは何か、今後も調査・研究を進めていきます。
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