古来、貴重な資源であった紙は、使い終わった後も形を変え、様々な用途に再利用されてきました。その一つとして、使い終わった紙を襖の内側部分に貼り付けて補強するという方法がありました。今回発見された「襖(ふすま)下張り文書」には、江戸時代後半に沢区で紙問屋を営んでいた商家に残された手紙や領収書などが貼られています。取引先の中には、彦根や能登川をはじめ、美濃和紙で有名な岐阜県の商人との記録もありました。当時の商売、生活の実態を教えてくれる貴重な資料となっています。
町史編さんでは古い書物や写真を探しています。
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