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『未来』につなぐ外壁アートが完成しました

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滋賀県近江八幡市

県内最大のパイプオルガンを所蔵する音楽ホール「文芸セミナリヨ」では、今年度に外壁改修工事を行い、その外壁の一部に市内児童の切り紙をデザインした、世界でたった一つのアート作品『未来』を制作しました。

◆プロジェクト発足
本市の歴史文化の価値や魅力を建物の意匠を通して発信し、地域の活性化につなげることを目的に、成安造形大学の宇野君平(くんぺい)教授をリーダーに子どもたちと制作するプロジェクトとして取り組みました。

◆外壁に描かれたのは「楽譜」
外壁には、ジョスカン・デ・プレ作曲「千々(ちぢ)の悲しみ」のメロディが当時の譜面をイメージして描かれています。この曲が作られた戦国時代に西洋音楽が伝わり、戦国武将たちが聞いたとされています。

◆「過去と未来・西洋と日本」をつなぐ
この曲のメロディは、「ミ・ラ・ラ」から始まります。
西洋音楽と日本音楽の出会いを表現するため、3つ目の「ラ」の音を日本音階に置き換え、「イ」に変換。
過去と未来・西洋と日本をつなぐ意味を込め、『未来』と名付けました。

◆「音符」は子どもたちのお手製
音符を制作したのは、市内の子どもたちです。今年の3月19日と26日にワークショップを開催し、67人の子どもが参加したほか、施設や工事関係者の手による音符も加え、全部で80音を制作しました。
折り紙を折り畳み、ハサミで切ったり、手でちぎったりした「切り紙」を「音符」として表現。
作られた「音符」は、外壁に吹き付けし、個性豊かな「楽譜」ができ上がりました。
(1)子どもたちが「切り紙」制作
(2)「切り紙」を「音符」に!
(3)「音符」を外壁に吹き付けし、「楽譜」が完成!!

◆楽譜の中に隠れているものは?
巨大な楽譜をよく観察してみると、ト音記号でもへ音記号でもない、「ハ音記号」が使われていたり、戦国時代を想起させる「わらじ」や「鉄かぶと」、織田家の家紋「織田木瓜(もっこう)」なども隠れています。ぜひ、探してみてください。
・どの音になっているかな?探してみてね!

問合せ:文化振興課
【電話】36-5529【FAX】36-5882

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