■年末年始は餅による窒息事故にご注意!
◇事例
食事中に高齢者が突然うなり声をあげ、意識を失って倒れた。すぐに救急車を呼び処置してもらったところ、直径5センチメートル大の餅が喉に詰まっていた。
餅による高齢者の窒息事故は、全国で毎年起きています。高齢になると歯の衰えなどでかむ力が弱まり、食べ物を小さくかみ砕くことが難しくなります。また、唾液の分泌量が減ることで、食べ物を飲み込む力も低下してきます。
餅は食品の中でも、窒息事故が起きやすい特性を持っています。普段食べ慣れていない餅を食べる年末年始は、特に注意が必要です。
◇高齢者が餅を食べる際の注意点
・高齢者が食べる餅は、あらかじめ調理の段階で小さく切る。
・餅を食べる前に、お茶や汁物で喉を潤しておく。
・餅が飲み込めないときに、お茶などで流し込もうとしない。
・餅を少量ずつ口に入れ、よくかんで食べる。
・口の中の餅をすべて飲み込んでから、次の餅を口に入れる。
■消費者トラブルで困ったらご相談ください!
近江八幡市消費生活センター(人権・市民生活課内)【電話】36-5566【FAX】36-5882
消費者ホットライン【電話】188(いやや)
<この記事についてアンケートにご協力ください。>