■(10月26日)不老長寿の果実「むべ」を皇室に献上
奥島山自然休養林などに自生する果実「むべ」を皇室に献上するため、北津田町の大嶋・奥津嶋神社宮司の深井克宣(かつのり)さんと氏子総代の南光男(みつお)さん、辻太喜男(たきお)さんの3人が市役所を訪れ、小西理市長立ち会いのもと、かご詰め式が行われました。
天智天皇が奥島(現在の島町)で出会った老夫婦に健康長寿の理由を尋ね、老夫婦は「この果実を食べています」と答えました。天皇が果実を賞味し「むべなるかな」(もっともだ)と言ったことが、むべの名前の由来といわれています。深井宮司は「今年も天皇皇后両陛下に無事献上できて、ほっとしています。これからも続けたい」と話していました。
■(10月20日)壁面に広がる子どもたちのアート
子どもたちに地域の農畜産業に興味を持ってもらおうと、奥井グループがヤギやヒツジなどを飼育しているファームの壁に、縦2m・横10mの大きな絵を制作するワークショップを行い、八王子保育園とメリー保育園の園児33人が参加しました。
このワークショップでは、植物などをモチーフとして数々の作品を制作している、日系ブラジル人アーティストのチチ・フリークさんが講師を務めました。園児たちは説明を受けた後、初めて触るスプレーに興奮しながら、思いおもいに色を塗ったり、好きな絵を描いたりして楽しんでいました。
■(10月31日)声を合わせて「横断歩道は止まってね」
年末にかけて事故が増えるこの時期に合わせ、可愛い警察官(ジュニアポリス)に扮した安土ののはな保育園の園児32人が、平和堂フレンドマート安土店で、買い物に訪れた市民に交通安全を呼びかけました。
この日は少し大きめの制服に身を包んだ園児が、交通安全協会員や近江八幡警察署署員らが見守る中、店の出入口2か所でチラシとティッシュ、地元特産のおうみせんべいが入った啓発用品を全員で声をかけながら一人ひとりに手渡しました。買い物客らは、「かわいいね」「ありがとう」と笑顔で啓発用品を受け取っていました。
■(11月10日)「富士と琵琶湖を結ぶ会」が来幡富士山の湧き水を琵琶湖へ注ぐ
本市と「夫婦(めおと)都市」の盟約を結んでいる静岡県富士宮市の市民らでつくる「富士と琵琶湖を結ぶ会」の一行が来幡し、富士山の湧き水を琵琶湖に注ぐ献水式が長命寺町水ケ浜の琵琶湖畔で行われました。献水式は令和元年からコロナ禍のため規模を縮小していましたが、4年ぶりに市民を含む39人が本市を訪れ、互いに親交を深めました。
同会の石田寛二会長代理をはじめ、須藤秀忠富士宮市長、ミス富士山らは、富士の御霊水を湖面に注ぎ、両市の親善と発展を祈願しました。石田会長代理は「今年は夫婦都市提携55周年のエメラルド婚式を迎えることができました。これからも交流の輪を広げながら仲良くしていきたいです」と話していました。
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