手指のケガは重傷になると大きな後遺症を残します。
ケガを起さない、ケガをしても軽傷で済むように安全対策をしましょう。
当院では、手指の切断など、重度の手のケガも整形外科や形成外科と連携しながら治療しています。
手術が必要になるような手のケガは電動工具・調理器具で受傷される人が多いです。就労中のケガ(労災)である人もいますが、自宅でのDIY、清掃、調理など、就労中以外に受傷される人もいます。
手のケガは重傷になると、病院で最善の治療を行ったとしても、手指が動かない、しびれが残る、手指の切断など、大きな後遺症を残す場合があります。
こうした後遺症に悩まされないためには、何より予防策を講じることが重要です。
手のケガを起こさないように、または、ケガをしたとしても軽傷で済むような安全対策が大切です。
就労中であれば、定められた安全手順・基準をきちんと守って作業が行われるよう、作業者の注意と、職場の環境整備が必要になります。自宅で電動工具を使う場合も、厚く滑りにくい手袋をする、刃の手入れは電源プラグをコンセントから抜くか電池をはずしてから行うなど、ひと手間を面倒がらずに器具の安全な取り扱いを心掛けましょう。
総合医療センター形成外科主任部長
恋水諄源(こいみずじゅんげん)
問合せ:総合医療センター
【電話】33-3151(代表)・【FAX】33-4877
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