■いきいきと一緒に楽しく働く
NPO法人まぶね ふれあい工房
(就労継続支援B型・生活介護)
次は東町にある「ふれあい工房」です。
今年の4月に、新しい作業所に移転しました。ここでは、部品の下請け作業や、猫じゃらし製作のほか、オリジナルバルーンを製作し、就労支援を行っています。今回は、施設長の西妙子さんにお話を伺いました。
◇誰かと一緒に作業する喜びを感じてもらいたい
「仕事を通じ、さまざまな考えがあることを知ってもらいたいですね。仕事中もにぎやかなのが、ここの特徴です」
ふれあい工房では、障がいの重さに関係なく、ワンフロアで作業されています。老若男女さまざまな人とコミュニケーションがとれ、いつも話題が尽きません。
◇長く・直接関わる
もともと高齢者の介護や市の施設で支援を行っていた西さん。『もっと長く、直接皆さんと付き合っていきたい』との思いから、施設長になりました。
「毎日利用者さんと話や作業をするため、目に見えた変化を感じられることが今の楽しみです。社会復帰の手伝いにもなり、仕事をすることの喜びを感じてもらえていればと思います」
仕事は、梱包・仕分け作業、農福連携に取り組んでいるブドウ園の手伝いなど、10社からさまざまな依頼があり、気分や体調に合わせてできるようです。
◇空間を作ることで、心にも余裕が生まれる
最初は、古民家やコミュニティセンターを利用されていましたが、今年の4月に「ふれあい工房」としての作業所を開設。新しくなった作業所は、一部屋がより広くなり、みんなで一緒に作業ができるようになりました。
「新しい作業所ができて、利用者さんとの交流が増えました。環境が変わる不安もありましたが、皆さんすぐに受け入れてくれて、喜んでいる人が多いため、本当によかったと思います」
これからは、コロナ禍や引っ越しで手つかずになっていた、イベントや地域の人との交流も再開予定のようです。
「少し落ち着いてきたので、皆さんとの交流を通して、作業所のメンバーがさらにいろいろな考えに気づくきっかけを作ることができればうれしいですね」
◆私たちの工房を紹介します
◇大きな窓があるワンフロアで、リラックスしながら作業しています
・スタッフが近くにいてくれるので、安心♪
・作業量が多いものはみんなで分担・協力!
・細かい作業はミスがないように集中…
・スタッフさんとは、雑談もします。話し過ぎでたまに注意されることも(笑)
・このほか、段ボール作りや草刈りなど、体力が必要な仕事もあります!
◇毎日違う仕事ができ、とても楽しいです♪
この工房では、19歳から76歳まで幅広い世代の人が一緒に働いています。
作業自体は難しいこともありますが、職員さんを始め、みんなで自由に話しながら仕事ができます。笑いがたえない工房で、仕事をするのが楽しいです!
お問い合わせ:
【電話】34-3034【FAX】34-2017
〒523-0037東町647-1
■笑顔がうまれる声掛けを
障がいのある人への向き合い方は1対1で関わることや、みんなで交流することなど人それぞれです。しかし共通していることも。それは「毎日少しずつでも話をして、その人の思いを聞くことで、互いに『笑顔』がうまれる」ということ。皆さんも、あいさつから始めてみませんか?
◆〔イベント〕ふくふくフェスタ[開催]
日時:12月7日(土曜日)
・展示・物販など10:00~
・ステージ発表13:00~
場所:ひまわり館
今年も、物販からステージ発表までイベント盛りだくさんです。
皆さんと交流できるチャンスですので、ぜひお越しください。
詳しくは市ホームページで【ホームページID番号】19915
問合せ:障がい福祉課
【電話】31-3711【FAX】31-3738
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