■〔10月26日〕日本最大級の寺院内美術展
織田信長が創建し、浄土宗と法華宗の宗教論争「安土宗論(安土問答)」で有名な安土町慈恩寺にある浄土宗寺院・浄厳院で、第5回現代美術展が開催されました。寺院の広大な敷地全体を使い、今年は35人のアーティストによる180点以上の作品を展示。初日は太鼓演舞、気功・舞のほか、ウクライナ出身のマリア・ルイーザ・フィラトヴァさんによる祖国の紹介があり、約60人が訪れました。同寺院住職の勝山俊和(としかず)さんは、「日常を離れて心のゆとりや安らぎを与えてくれるアートの力は、仏教とも通じるもの。貴重な文化財を皆さんに見てもらいながら、アートを楽しんでいただければ」と話していました。
■〔11月10日〕晩秋の水郷おうみはちまんを老若男女が駆け抜ける
近江八幡の豊かな自然環境を舞台に、今年で48回目になる「2024水郷の里マラソン」が開かれました。小学1年生から83歳のシニアまで、県内外からエントリーした1330人の健脚自慢たちは、沿道の市民や家族らから盛んな拍手を受けつつ、力強い走りを見せてくれました。会場では、昨年に続き市内各種団体や有志による模擬店が出店され、近江牛の無料提供に長蛇の列ができるなどにぎわっていました。一般男子10kmで3連覇を達成した大辻夏樹さんは、「地元の大会で優勝できてうれしい。来年も1位になれるように頑張ります」と意気込みを語りました。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>