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自治体の皆さまへ

空家は放置せず 安全・安心なまちに

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滋賀県近江八幡市

親が施設に入居した場合や亡くなって相続で引き継ぐ場合など、家族が住んでいた家が空家になることがあります。
少子高齢化に伴い全国的な問題になり、本市も例外ではありません。今回はそんな空家の管理方法をご紹介します。

■空家にはさまざまなリスクが
・土台や柱の腐食・亀裂…倒壊·崩落の危険
・ごみや可燃物の放置・散乱…不法投棄・放火のリスク
・隣地・道路への樹木の越境…通行人への迷惑
・窓ガラスの破損や扉の損傷…不法侵入・不法滞在
・生い茂った雑草や落ち葉の飛散…害虫・害獣の繁殖

■さらにこのまま放置すると…
○老朽化し、建物の資産価値が低下
いざ売却したいと思っても、老朽化が原因で、建物が価値のないものになっているかもしれません。

○相続問題も発生
空家を売却するためには、相続登記の必要があります。親族間で話し合いをしないと、トラブルになることがあります。

○固定資産税などの維持管理費がかかる
空家を所有していると、固定資産税や電気·水道などの基本料金、破損部の修理など、多くの費用がかかります。

○近隣の人に迷惑がかかる
管理されず放置された空家は瓦や外壁の飛散、生い茂った庭木や草などで周りに迷惑をかけ続けることになります。

■空家に関する法律が改正されました
▽空家は状態により、呼び方が変わります。
管理不全空家…窓や壁が破損しているなど、管理が不十分な状態
特定空家…そのまま放置すると、倒壊などのおそれがある状態

◇指導・勧告の対象が拡大されました
昨年12月の法改正で、「特定空家」に加え、「管理不全空家」も法に基づく指導・勧告の対象となりました。

◇認定されると…
「管理不全空家」や「特定空家」に認定され、指導に従わず勧告を受けた場合、固定資産税などの軽減措置(住宅用特例)が受けられなくなります。

■空家を相続することになったら

1.自分で管理する場合
いずれ使用するときのために、定期的な点検が必要です。人が出入りし、適切に管理をすることで、建物の老朽化の抑止につながります。右の表を参考にしながら、月に1回程度点検を行うようにしましょう。台風や地震の後も必ず点検をしましょう。

2.貸す·売る場合
空き家情報バンクや不動産業者を利用し、空家の活用を考えましょう。自分が所有したまま賃貸するのか、手放すと決め売却するのか、専門家に相談しましょう。

▽空家情報バンクの仕組み

3.取り壊す場合
倒壊の危険性の高い老朽化した空家や、管理が困難な空家は、取り壊しもご検討ください。壊すことも管理の一つです。空家跡地は駐車場や子どもの将来の住宅用地として管理する方法もあります。

◆活用ください
市では、空家対策に関する市内の事業者名簿を作成しています。
・解体費用の見積もりをしてほしい
・修繕費用が知りたい
・工事を頼みたい
・相続登記をしたい
・手放す方法を相談したい
・管理を頼みたい

目的に合った事業者が見つかります!

■空家対策に関する問い合わせ
・空家対策全般・危険な空家に関すること
・空き家情報バンク・空家の利活用に関すること
・樹木の繁茂(はんも)などの環境衛生に関すること
詳しくは市ホームページ(【ホームページID番号】6519)をご覧ください

問合せ:
住宅施設推進室(総合支所)【電話】36-5787【FAX】36-5595
商工振興課(総合支所)【電話】36-5517【FAX】46-5320
環境課(市役所本庁舎)【電話】36-5593【FAX】36-5882

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