◆認定看護師
特定の看護分野で熟練した看護技術と知識を有し、日本看護協会の認定を受けた看護師のことです。今回は、新生児集中ケア認定看護師が「安全な沐浴(もくよく)」を解説します。
沐浴は赤ちゃんにとって心地よいもので、家族とのスキンシップの時間です。しかし、ちょっとした不注意が事故を招くこともあります。次のことに注意して行いましょう。
◆沐浴を安全に行うポイント
◇ベビーバスを風呂のふたの上に置かない
風呂のふたは丈夫に見えるかもしれませんが、ふたがたわんで転落することがあります。転落で骨折したり溺れたりすることもあります。
◇湯の温度を確認しましょう
湯の温度は手で確認するだけでなく、温度計で38~40℃になっているか確認しましょう。大人の感覚ではぬるく感じますが、赤ちゃんの皮膚は薄いため、40℃を超える湯は肌への刺激が強く、乾燥の原因にもなります。
◇目を離さない離れない
ベビーバスにはおしりがずれないようにストッパーが付いているものもありますが、0~1歳児は、首や筋肉のコントロールがうまくできません。わずか数センチの水深でも溺れる可能性があるため、目を離さないことが大切です。また、必要なものは手の届くところに準備しておきましょう。
そのほか子ども家庭庁では、「こどもを事故から守る!事故防止ハンドブック」で、さまざまな事故を未然に防ぐ方法や、事故時の対処方法を紹介しています。右記二次元コードから、ご確認ください。
※二次元コードは本紙をご確認ください
問合せ:総合医療センター
【電話】33-3151(代表)【FAX】33-4877
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