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自治体の皆さまへ

「すぐに捨てるなんてもったいない」食品ロスを考えてみませんか

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滋賀県近江八幡市

■食品ロスとは
食品ロスとは、「本来食べられるのに廃棄される食品」のことです。日本の食品ロスは年間約472万トンと推計されています。この量は、1人1日当たり約103グラム※の食品ロスが発生していることになります。おにぎり1個を100グラムと仮定した場合、私たちは、1日1個のおにぎりを捨てていることになります。
※農林水産省及び環境省「令和4年度推計」

◇食品ロスの半分は家庭から
家庭系食品ロスの量は全国で約236万トン。家庭で発生する食品ロスには、野菜の皮などを除去する際の「過剰除去」、賞味期限切れなどで手つかずのまま廃棄される「直接廃棄」、食卓に出されたが食べきれずに廃棄される「食べ残し」があります。

◇食品ロスの内訳

※環境省「食品ロスポータルサイト」令和4年度のデータをもとに作成。
※端数処理により合計と内訳が一致しないことがあります。

■食品ロスの実態を把握するための市の取り組み
◇食品廃棄物の実態調査をしました
市では、家庭から排出される食品ロスの実態を把握し、食品ロスの削減やごみの減量化を推進するため、食品廃棄物の実態調査を令和6年11月に行いました。
調査の結果、「燃えるごみ」のうち食品廃棄物は19.4%でした。
また、食品廃棄物の分類ごとの集計では、「調理くず」が最も多いことがわかりました。

食品破棄物の発生量ランキング
〔1〕調理くず ※過剰除去含む
〔2〕直接廃棄
〔3〕食べ残し

◇飲食店で残食量調査をしました
県立大学環境政策・計画学科の和田研究室と協力し、市内の飲食店「ひょうたんや」で残食量の調査を行いました。
調査の結果、1人当たり92.7グラムもの食品ロスが発生していることがわかりました。実際の飲食店での調査は全国的にも珍しく、実態を把握することで食品ロスの対策に活用できます。

「残食をなくすため、好き嫌いやアレルギー、提供量など、何でもご相談ください!」…「ひょうたんや」店長

■食品ロス削減のためにできること
[家庭編]
◇Point1 買いすぎない
買い物の前に、冷蔵庫の在庫を確認したり、食べきれないほどの食材を買い過ぎたりしないように注意しましょう。

◇Point2 作りすぎない
調理のときは、食べきれる分だけ作るようにしましょう。また、食材が余ったときには、使い切りレシピを検索してみましょう。

◇Point3 食べ残さない
作った料理は、早めに、おいしく食べきりましょう。食べきれなかった食品は、冷凍などの傷みにくい保存方法を検討しましょう。

[外食編]
◇Point1 食べきれるだけ注文
自分の食べる量を把握し、食べきれるだけ注文しましょう。また、小盛りや小分けのメニューを活用しましょう。

◇Point2 最後の1個の声掛けを
外食では、最後の1つが遠慮して残りがち。「最後の1個、誰か食べませんか?」と声をかけ、食べ残さないようにしましょう。

◇Point3 お店の人とよく相談
宴会では、残っているお皿を他のテーブルに回したり、料理の出す量を調整したりするなど、お店の人と事前に相談しましょう。

もったいないを行動に
できる工夫で、残さず食べましょう!

問合せ:生活環境課
【電話】36-5509【FAX】36-5882

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