「ほめるコツ」
ある園に行ったときのことです。職員室の入口で、園長先生が腰をかがめて、子どもたち一人ひとりに声をかけています。「〇〇ちゃん、お当番さんで来てくれたね。ありがとう!」「□□ちゃん、大きな声で教えてくれて助かっわ!」。子どもたちは、園長先生と目を合わせてにっこりしたりハイタッチしたり。笑顔で教室に帰っていきます。
発達支援センターでも、先生方が子どもたちによりそいながら声をかけています。「ここ、きれいにできたね!」「お片付けしてくれてありがとう!」。子どもたちは笑顔を見せ、次の活動にも張り切って参加している様子です。
先生方は、ほめるのが上手だな、さすがだな、と感心してしまいます。
そんな先生方に「ほめるコツ」を聞いてみました。
ほめるコツ(1)『具体的にほめる』
どういうところがよかったのかも言ってあげる。
ほめるコツ(2)『1日1回はほめる』
1日の最後に「今日は、何かほめたかな?」と思い返し、「1回もほめてなかった!」ということであれば、よかったところを探してほめる。1日に1回は意識してほめる。
ほめるコツ(3)『俳優になったつもりでほめる』
時には、何でもないようなことを、ちょっと大げさにほめるのもよい。当たり前のことだと思っても、ほめてもらうと続けることができたりする。
ほめるコツ(4)『最後はほめる』
いくつか伝えることがあったとしても、最後はほめて終わることで、ほめる、がしっかりと伝わる。
そんな先生方も、「わが子をほめるのは、難しい!」と言います。自分の子どものことになると、「できないところ悪いところばかりが目についてしまう」、「ほめるところなんて思いつかない!」と言います。それは、私たちと同じのようです。難しいと思っても、「ほめるコツ」をほんの少し意識できるといいかもしれません。
さて、今回は発達支援センターの先生方の「ほめるコツ」を紹介しました。参考になるところはありますか?人はほめられること、認められることで、自信がついてきます。ぜひ、わが子のこと、家族のことも、ほめていきましょう。
発達支援センター
【電話】587-0033【FAX】587-2004
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