謹んで初春をお祝い申し上げます。
平素は、市政運営にご支援を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、本年は野洲市市制施行20周年の節目の年であり、『笑顔あふれる』『「にぎわい」のあるまちづくり』を軌道に乗せ、まちづくりの姿を市民の皆さまに分かりやすくお示しする重要な年であると認識しています。
特にこれまで活発な議論により検討が繰り返されてきた新病院整備事業につきましては、昨年11月に、総合体育館東側市有地で整備を行うための設計と建築工事を一括発注することができました。新年度はいよいよ地域医療の拠点施設の建築工事に着手する予定です。
子育て支援については、子どもの医療費助成の対象範囲を令和3年4月からは小学3年生まで、令和4年10月からは小学6年生までと段階的に拡大し、昨年10月からはさらに中学3年生まで拡大しました。また、待機児童ゼロをめざし、本年4月から民間の小規模保育所1園を開園します。
長年の懸案事項である野洲駅南口周辺の整備につきましては、本年3月ごろには、市と連携して整備を進める事業者を選定し、本格的ににぎわいづくりを進めてまいります。
さらに、令和4年9月に市三宅地先に建設が決定した滋賀県立高等専門学校につきましては、令和10年の開校に向け、県が国や市との緊密な連携を深めながら具体的な検討に入ります。
幹線道路の整備につきましては、市のまちづくりのあり様を変える重要な施策の一つです。国道8号野洲栗東バイパスや県道の大津湖南幹線、菖蒲線バイパスの整備については、国や県に積極的な働きかけを行ってまいります。さらに琵琶湖岸へつながる主要な市道整備等についても、令和5年3月に策定した「野洲市道路整備計画」に基づきその道筋を明らかにしてまいります。
昨年、ロシアのウクライナ侵攻や円安の影響を受け、急激に物価が上昇し、国民生活に大きな影響を与えました。本年は辰(たつ)年です。市民の皆さまの就労環境や日本の経済情勢が改善され、昇り龍のごとく上昇機運に乗っていく年になることを切に願っております。
早いもので令和2年10月の市長就任から3年2カ月が経過しました。残る10カ月、愚直に職務に精励してまいりますので、まちづくりへの倍旧のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、皆さまのご健勝とご多幸をご祈念申し上げ、年頭のごあいさつとさせていただきます。
野洲市長 栢木進
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