■生誕400年・野洲ゆかりの北村季吟(10月31日 歴史民俗博物館)
10月12日~11月24日北村季吟の生誕400年を記念した企画展を開催しました。松尾芭蕉の師としても知られる季吟は、野洲郡北村(現在の北)を故郷とし、江戸時代に国文学者、俳人、歌人など多方面で活躍しました。
季吟の活躍の一つとして、多くの古典文学の注釈書を著したことが挙げられ、代表作に『源氏物語』の注釈書『湖月抄』があります。同書は、本文の脇や上部に注釈が書き込まれており、現代の注釈書にも引き継がれる形式です。季吟の活躍により、当時の人々に難解だった古典文学がさまざまな人にも読めるものとなり、『源氏物語』が読み継がれるきっかけとなりました。
■ひまわりの種で復興支援(10月30日 三上小学校)
東日本大震災被災地を支援する「福島ひまわり里親プロジェクト」に村田製作所と三上小学校が協働で取り組み、3年生と大空学級が育てたひまわりから49,488個の種が採れました。
同プロジェクトは、福島から購入した種でひまわりを育て、採れた種をまた福島へ返すことで福島にひまわりを増やし、種から抽出した油のバス燃料への活用や、種の袋づめ・発送作業による雇用創出を図る取り組みです。
この日、同製作所から福島へと種を届けてもらうため、ひまわりの種贈呈式が開かれ、児童から「ひまわりの種をありがとう」「きれいな花をたくさん咲かせたよ」という言葉とともにたくさんの種が手渡されました。
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