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自治体の皆さまへ

ススムが進めるまちづくり

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滋賀県野洲市

永原(ながはら)御殿(ごてん)は、江戸時代初期に徳川家康、秀忠、家光の三代の将軍が、京都へ上る際の将軍専用の宿泊所として築かれました。本丸、二の丸、三の丸からなる本格的な城郭で、現地には堀や土塁が残り、建物の礎石や石垣も見つかっています。江戸時代の政治史を語る上で重要な遺跡であることから、令和2年3月に国の史跡に指定されました。市では、この貴重な歴史遺産を史跡公園として整備し、皆さんに親しんでいただけるよう公有化、発掘調査、保存整備、公開活用の事業を進めています。地権者の皆さまのご協力と、地域の皆さまとの協働により特色ある事業を展開していることに厚くお礼申し上げます。今後も引き続き、皆さまのご協力をよろしくお願いします。
また、昨秋には「出張!お城 EXPO in 滋賀・びわ湖2023」を本市で開催し、全国に向けてPRすることができました。発掘調査体験教室やPR紙芝居の制作・上演、歴史講演会などの催しもいずれも好評であり、私も毎年、夏休み中の子どもたちと発掘体験に参加し一緒に汗を流しています。今月は、永原御殿跡のことをより知っていただける催しを開きますので、ぜひご参加ください。
市では、地域で大切に守られてきた歴史や文化、文化財を次世代へ受け継ぎ、魅力あるまちづくりへつなげるため「野洲市文化財保存活用地域計画」の作成に取り組んでいるところです。また、銅鐸博物館(歴史民俗博物館)では今年、北村季吟の生誕400年記念の展示を計画するなど、市内のさまざまな歴史や文化を紹介していきます。今後も、地域の豊かな歴史文化遺産を後世に伝えるとともに、市民の皆さまをはじめ、より多くの人々に親しんでいただけるよう、取り組んでまいります。

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