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自治体の皆さまへ

目撃情報が多発中!~サルに対する獣害対策のお願い

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熊本県あさぎり町

近頃、地域の皆様からサルによる被害、目撃情報が多く寄せられます。農業被害が主であるため農業者だけの問題と思われがちですが、「人慣れ」が進むことにより人に近寄ったり、家屋に浸入し家庭菜園を荒らすなど日常生活に支障も出てきます。獣害は私たちの身近な問題であるという認識を持ち、一人ひとりが対策に取り組んでいただきますようご協力をお願いします。

■サルの特徴
▽サルの生態
・頭がよく学習能力が高い
・視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚は人間と変わらない
・日の出から日没までの間に活動
・メスとその子供を中心に、10~100頭ほどの群れで行動
・野生サルの寿命は20年前後・オスの一部は成長すると群れから離れ別の群れに入ったり、離れザルになる

▽食べ物の好み
・植物を中心とする雑食性で主に木の実や芽、種子、昆虫を食べる
・イモ類、豆類、トウモロコシ、カボチャ、柿、栗など鮮度が高いものを好む
・唐辛子、ショウガ、ゴボウ、シソ、コンニャクなどの辛味やアクの強いものが苦手

山にある食べ物に比べ農地の野菜や果物はおいしく、容易に手に入ることを学ぶと繰り返し田や畑に現れるようになります!

■サルが出没しにくい環境を作りましょう!
▽エサ場をなくそう
自分や他人の土地で収穫されずに放置された果実などはありませんか?
ビワや栗、渋柿などはサルのごちそうになります。収穫しない果実は除去したり、誰も利用していない果樹は伐採したりするなど、サルを引き寄せる原因となる「エサ場」を地域全体でなくしましょう。

▽隠れる場所をなくそう
エサ場近くに、やぶや茂み、耕作放棄地などの隠れる場所があると住み着いてしまいます。
草刈りや高木の伐採などの整備を行い、サルに「居心地の悪い場所だ」と認識させましょう。

▽ネットや柵でできる限り囲う
ワイヤーメッシュやネットで囲うことで一定の防除が可能です。まずはご自宅の菜園を囲うことから始めましょう。
守りたい野菜の周りにサルの嫌がる野菜や、背の高い観賞用の花を植え興味を逸らすのも効果的です。

▽サルと遭遇した場合
道端でサルと遭遇した場合は大声で威嚇するようなことはせず、静かに下がるようにしましょう。
また、絶対に食べ物を与えたり、見せたりしないでください。

問い合わせ:農林振興課
【電話】45-7218

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