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地域の雇用創出と労働力不足をカバーする!「あさぎり地域づくり協同組合」

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熊本県あさぎり町

地域の雇用創出と労働力不足をカバーする!「あさぎり地域づくり協同組合」
~特定地域づくり事業協同組合の紹介~

令和5年4月に「あさぎり地域づくり協同組合」が設立されました。
この制度は、地域の人口が急減していることで発生している人材の流出、後継者・担い手の不足、雇用や労働力の不足といった問題の克服に向けたひとつの取り組みとして、地域の事業者自身で協同組合を設立することで様々な課題の解決を目指すものです。
組合自体が地元の就職先として職員を雇用し、日常業務を通じた事業の後継者や担い手として育成を施し、雇用した職員を組合員の仕事に従事させていきます。
運営に関しては、国や町からの支援はありますが、行政・組合・組合員が協力しながら、その地域にあった工夫を必要とする難しさもある一方、
・煩わしい手続きの人材派遣業を届出だけで行える
・地域インターン制度の代わりとし、人材育成の機関として利用できる
・組合自体を地域の仕組みとして、いろいろな制度と組合わせて活用が可能
といった利点があり、この先さらに価値が高まっていくと思われます。
令和2年に総務省が本制度を制定してから、全国で87組合、熊本県では、あさぎり町以外に五木村、山鹿市、天草市に設立されており、これからも増加が見込まれています。
今後は、全国の市町村との横断的な広がりも期待される事業です。

■あさぎり地域づくり協同組合代表理事 吉田純仁さん
農業経営の課題となっていた労働力不足の解消と、新たな雇用創出を目的として協同組合を設立しました。協同組合の事業運営をとおして、農業を起点とした地域の活性化につながることを期待しています。

事務局長:和泉一郎さん(元JA職員)熊本県地域就農支援アドバイザー
事務員:森田孝政さん(地域おこし協力隊)愛知県出身で、石川さんの義理の弟
事務員:石川智一さん(地域おこし協力隊)愛知県出身で、森田さんの義理の兄

組合の事務は、事務局長と地域おこし協力隊2人が事務職員を兼務して行っています。
主な業務は、
・組合の年間および月間計画表の作成
・組合員および組合職員との連絡や調整
・研修や資格取得などの企画から実施や事務手続き
・組合職員の募集と採用に係わる業務
・組合員の利用料および経理業務の全般
・社会保険などの総務業務の全般
など幅広く、当然ながら普通の会社と同じくらいのボリュームがあります。
組合員が利用しやすく、組合職員が働きやすい組合となるように、事務局長の長年培った経験と事務局職員の2人のやる気と好奇心を原動力に、設立に携わった(株)あさぎり商社や地域プロジェクトマネージャーと協力しながら、日々、忙しく活動しています。
事務所は(株)あさぎり商社の一部を借りています。ヘルシーランドに立ち寄った際など、気軽にお越しください。

■協同組合で働く職員(マルチワーカー)のみなさん
現在、3人の組合職員が在籍し、日々、組合員の仕事に従事しています。
地域おこし協力隊のOB、他業種からの転職、県外からUターンと、経歴も年齢もバラエティに富んでます。
夏の暑い時期のほ場作業、冬の寒い時期の水を使った作業など大変なことも克服しながら、「設立されたばかりですが、所得や休暇など、地方で働くうえでネックになるであろう部分がカバーされていて大変助かっています。今後も農業に携わろうと思っているので、免許の取得や必要な技術などをいろいろと習得させてくれるのも魅力的で働きやすい環境です」と好意的に受け止めて、毎日、作業に汗を流してもらっています。
この組合で培った経験が、地域の担い手として就農などに繋がることを期待しています。

▽山添敏孝さん(千葉県出身)
元地域おこし協力隊、趣味はトロンボーンと家庭菜園

▽畑中博明さん(上地区出身)
製造業などを経てUターンで組合に就職、趣味はゴルフ

▽益田幸一さん(錦町出身)
建設会社、畜産アルバイトを経て組合に就職

■あさぎりに暮らしあさぎりで働く 地域づくりパートナー募集!
総務省の制度に基づき設立した「あさぎり地域づくり協同組合」では、「マルチワーク」に従事する地域づくりパートナー(正職員)を募集しています。「マルチワーク」とは1つの仕事のみに従事するのではなく、年間を通し、農業を主体とした複数の仕事に携わる働きかたです。
地元で働くことに興味がある人は、ぜひ問い合わせください。

問い合わせ:あさぎり地域づくり協同組合(あさぎり商社内)
【電話】47-0590

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