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合同特集 多文化共生の現在地(2)

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熊本県あさぎり町

■INTERVIEW 多文化共生に向けて必要なこと
熊本学園大学外国語学部 申明直(シンミョンジク)教授
出生率の低下で全国的に外国人労働者の需要が高まる中、県内でも外国人との多文化共生社会を目指す努力が求められています。
多文化共生社会は、法整備などの公共性、そして周囲の人々とのつながりで生まれる親密性で成り立つもの。日本へやって来て、言葉が通じない中で仕事をし、孤独を感じている外国人をケアするためには、その両方を充実させていく必要があります。
しかし、現状は外国人労働者が、まるで透明人間のように認識されてしまっています。外国人労働者は社会のさまざまな場所で仕事を担い、彼らがいなければ私たちは生活できないほどです。
そんな外国人労働者を、社会の一部を担う大事な存在で一人の人間として認識し、心を寄せることから共生は始まります。県民一人一人がそれを意識し実践すればお互いに成長でき、生活をより豊かにできます。

■広がる、多文化共生の輪
「見た目が違うから…」「言葉が通じないから…」。このような理由で外国人と関わることを避けていませんか。きっとそれは相手も同じかもしれません。大切なことはお互いに歩み寄ることです。
多文化共生社会の実現に向けて取り組む2団体を取材しました。

▽長洲町/長洲みんなでにほんごひろば
「やさしい日本語」による対話が必要
リーダー 竹本薫(たけもとかおる)さん(長洲町)
長洲町の外国人人口は総人口の約5%で、そのうち約90%は技能実習や特定技能の在留資格を持つ人です。長洲町では、外国人と日本人が日本語で交流する「長洲みんなでにほんごひろば」が開催され、長洲町地域日本語教室等サポーターとして参加しています。
昨年はJICA(ジャイカ)(国際協力機構)熊本との共同事業で「やさしい日本語」を使った外国人向けの防災イベントを実施。参加者の多くが避難情報を理解できたようでした。
外国人との交流時には先入観を捨て、相手に興味を持つことが重要です。「やさしい日本語」を使って話すことが、お互いの理解を深める鍵となるのではないでしょうか。

▽水俣市/みなもんくらぶ
外国人が地域になじむ手助けをしたい
水俣市国際交流推進員 ブレスリン・ジェフリーさん(オーストラリア)
水俣市では「みなもんくらぶ」を毎月1回実施しています。市内で生活する外国人技能実習生が日本人ボランティアサポーターと一緒に、体験活動を通して日本語や地域での暮らし方などを学び、地域になじんで生活していくことが目的です。日本語や日本の文化について「失敗しても大丈夫」と前向きな気持ちで安心して学べる場所を目指しています。
参加者はそれぞれ国籍も違えば文化も違います。しかし、日本語をもっと話せるようになり、水俣市での生活を楽しくしたい気持ちは同じです。これからも地域住民との交流を通して外国人たちがうまく地域で生活できるサポートをしていきます。

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