令和6年度のスタートにあたり、ご挨拶申し上げます。
まずは、令和6年の元日に発生しました能登半島地震で被災された方々に対しまして、お悔やみとお見舞いを申し上げます。多くの尊い人命や財産が失われ、被災された多くの方々が未だ、日常生活を取り戻すことができていない状況を目にするたび、町政を預かる者として、自然災害はもとより、様々な危機的な状況から町民の皆様の生命と日常の生活を守り抜くことの重要性を改めて痛感しているところであります。
現在、被災地が一日も早く復旧復興ができるよう、国を挙げて懸命な支援が行われていますが、本町としても熊本県の派遣チームと連携し、応援職員の派遣などできる限りの人的・物的支援を行っていきます。
昨年末に、国立社会保障・人口問題研究所から2050年の将来推計人口が公表されました。あさぎり町は2020年の人口14,676人と比較して、2050年が8,822人と40%減少の推計値でありました。人口減少や少子高齢化の進行は、社会保障やインフラの維持、地域経済の活性化、地域コミュニティの担い手確保などに深刻な影響を及ぼしており、持続可能な未来に向け避けることのできない課題であります。あさぎり町においても、急激な人口減少を抑制することが、最重要課題として危機感を持って捉えているところであり、魅力を感じるまちづくりをさらに進めていかなければならないと思っています。
昨年の4月に多くの皆様からのご支援をいただき、あさぎり町長を拝命しまして、早いもので1年を迎えようとしています。この1年間、これまでの取組を継続しながら、新たな取組に挑戦していくことを掲げ、町政運営を進めてきました。
令和6年度は、町の最上位計画である第3次総合計画が始まる節目の年となります。この計画は、就任してからの政策方針や時代の変化等を踏まえて策定に取り組んできました。町政運営にとって、総合的な指針となり、まちづくりの方向性や施策の基礎となるものです。概要版を各家庭に配布予定ですが、この計画の実現に向けて、人口減少や少子高齢化、自然災害の多様化など地域課題に対応すべく、町民の皆様がいつまでも安全で安心して暮らせるまちづくりを目指していきます。
4月1日より、こども家庭センターを免田保健センター内に設置しました。町内にお住いのすべてのこども、妊産婦、その家族の不安や悩みごとの相談支援窓口です。ひとりで抱え込まずにまず相談をしてください。
今後も町民の皆様のご理解ご支援をよろしくお願いします。
※町長の記事は奇数月号に掲載していく予定です。
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