■第12回企画展「四郎と一揆、そしてその軌跡」
天草四郎の名前は多くの人が一度は耳にしたことがあるでしょう。島原天草一揆では、一揆勢を率いて幕府軍と戦ったことで知られていますが、彼の実像(容姿や出自など)は謎に包まれています。それは、一揆が進むに従って、人前に姿を現さなくなっていき、神秘性(カリスマ性)を帯びていったためです。江戸時代の資料にも、史実と伝承とが入り混じって記載されているため、結果、あらゆる“四郎の姿”が創出されました。本展覧会では、天草四郎に焦点を絞り、一揆での軌跡に迫るとともに、“創られた四郎”についても紹介します。
熊本大学大学院准教授 安高啓明
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