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自治体の皆さまへ

月刊市長室 Now(なう)!

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熊本県上天草市

■災害時における被害を最小限に
10月29日、龍ヶ岳町の龍ヶ岳体育館や小屋河内漁港を会場に総合防災訓練を実施しました。日奈久断層を震源とする震度6弱の地震が発生し津波を引き起こしたと想定して、自主防災組織などをはじめとした地域住民の皆さまや、自衛隊、警察、消防等の関係機関など、約400名の方々にご参加いただきました。
訓練では、人命救助や負傷者緊急搬送訓練のほか、災害ボランティアセンター設置訓練、炊き出し訓練などを行い、災害時において円滑な対応ができるよう関係機関等の連携力を高めるとともに、地域住民の皆さまの防災意識の高揚につなげることができたと思います。
近年、自然災害は激甚化の一途を辿っており、地震についても、記憶に新しい熊本地震など日本各地で頻発しています。本市においては、北側に布田川断層が、東側には日奈久断層が存在しており、日奈久断層については、今後30年以内に地震発生率が最大16%と予測されています。また、日本全体で考えると南海トラフ地震が約70%と高い確率での発生が予測されていることもあり、橋でつながった本市においては、地震の影響で橋が寸断されることが最大の脅威です。そうした状況がもし起きてしまったら、完全に孤島化してしまい、皆さまの生命や財産に多大なる影響を与えることは必至です。
「災害は忘れた頃にやって来る」と昔からの言葉があります。災害をなくすことはできませんが、こうした訓練を積み重ねることで被害を最小限に食い止めることはできるはずです。市としては、これからも引き続き防災訓練を行っていきますので、ぜひ積極的にご参加ください。

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