■冬の入浴はヒートショックにご用心
冬の入浴時に注意したいのがヒートショックです。ヒートショックとは、急激な温度の変化によっておこる体調トラブルです。暖かい部屋から寒い脱衣所や浴室に移動すると、寒さで血管が収縮して急激に血圧が上がります。そこで、寒いからと急いで熱い湯船に飛び込むと、今度は収縮した血管が開き血圧が下がります。この急激な血圧の変動に体が適応できず、その結果、脳梗塞や心筋梗塞をおこすなど、命に危険が及ぶことがあります。
入浴時のヒートショックは、ちょっとした心がけで予防ができます。脱衣所をあらかじめ温めておくなど、寒暖の差を少なくすることがポイントです。
▽安全な入浴のために
・入浴前に同居家族にひと声かける(意識してもらいましょう)
・浴室はシャワーで湯張り、浴槽の蓋を開けるなど湯気で浴室を温める
・浴槽につかる前にかけ湯をして体を慣らす
・温まりすぎは危険(温度は41℃以下)。入浴時間は10分以内
・浴槽から急に立ち上がらない
・食後すぐの入浴は控える(1時間以上あけてから)
・お酒を飲むなら入浴後
この他、入浴中の脱水予防、脳梗塞や心筋梗塞予防のため、入浴前後には水分を補給することも重要です。
問い合わせ先:地域包括支援センター
【電話】0969-28-3378
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