■第11 企画展 祈りの旅路―現代から辿る信心具の変化
“信仰は時代に左右される”。この言葉を象徴するのが潜伏キリシタンの存在です。宣教師の往来が許されていた16世紀後半と、布教や信仰が禁じられた17~19世紀とでは全く異なるキリシタン信仰の姿がみられました。そして、再び布教が許されるようになると、新たな展開をみせていきます。本展覧会では、現代から過去へ遡っていきながら、キリシタンの信仰形態の変化を“旅路”として紹介していきます。
熊本大学大学院准教授 安高啓明
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