■上天草市長 堀江隆臣
▽新年の抱負を表す漢字「翔」
本年が辰年であるため、本市のさまざまな分野が「翔(か)ける」又は「翔(と)ぶ」昇り龍のように邁進していく1年に!!
明けましておめでとうございます。
市民の皆さまにおかれましては、輝かしい新春をお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。また、旧年中は市政運営に対しまして、深く温かいご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
さて、ここ数年の間で私たちの生活を大きく変えた新型コロナウイルス感染症は、昨年ようやく季節性インフルエンザと同等の扱いとなり、市民の皆さまの日常生活は落ち着きを取り戻してきていることと思います。市内の行事においても、天草パールラインマラソン大会や天草五橋祭などが数年ぶりに通常開催され、対面で多くの方々の笑顔を目にすることができました。これも市民の皆さまがコロナ禍中にあらゆる行動制限を受け入れていただいたおかげであり、本当に感謝しております。また、昨年はこうした行事の再スタートだけでなく、上天草市本と歴史の交流館「イコット」がオープンしたほか、姫戸町白嶽山頂のジップラインや熊本天草幹線道路「大矢野道路」の整備が始まるなど、さまざまな分野で皆さまのご協力の上で新しいスタートを切った年でもありました。この流れを止めることなく、本年も引き続き施設の利活用の促進や事業推進に力を入れてまいります。
さらに、本年は、本市が目指す今後8年間の将来像を示し、その実現に向けた「まちづくり」の最上位に位置付けられる計画「上天草市第3次総合計画」がスタートします。これまでも認識されてきた人口減少や少子高齢化などの課題に加え、多様化する社会情勢の変化やSDGs、DX、ゼロカーボンシティに向けた取組など、新たに対応すべき課題が次々に生じていることから、持続可能な行財政基盤の確立に向けて、「選択と集中」による効果的・効率的な施策が展開でき、かつ、目指す将来像を市民の皆さまと共有し、共に行動できるようなものにしたいと考えています。
そのほか、私たちを取り巻く環境において、物価高騰など先行き不透明な部分がありますが、今後とも、次世代に自信と誇りを持ってふるさと上天草を引き継いでいけるよう、市民の皆さまのご支援とご協力をお願い申し上げます。
結びに、本年が皆さまにとって、希望に満ちた幸多き年となりますよう心から祈念申し上げ、新年のあいさつといたします。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>