虐待は、特別な人だけが行うものではありません。気持ちに余裕がなくなり、つい手が出てしまったり、高齢者のためになると思ってしたことが、結果として虐待になっていたりすることもあります。
次の項目は、高齢者虐待の具体的な例です。自分や周りの人に該当するところがないかチェックしてみましょう。
■身体的虐待
□本人に向けて物を壊したり、投げつけたりする。
□外からカギをかけて閉じ込める。中から鍵をかけて長時間家の中に入れない。
■介護・世話の放棄・放任
□室内にゴミを放置したり、冷暖房を使わせないなど、劣悪な住環境の中で生活させる。
□徘徊や病気の状態を放置したり、本来は入院や治療が必要にもかかわらず、強引に病院や施設などから連れ帰る。
■心理的虐待
□排泄の失敗や食べこぼしなどを、人前で話すなどにより、高齢者に恥をかかせる。
□家族や親族、友人などとの団らんから排除する。
■性的虐待
□懲罰的に下半身を裸にして放置するなど。
□キス、性器への接触、性行為を強要するなどわいせつな行為をすること。
■経済的虐待
□年金や預貯金を無断で使用する。
□入院や受診、介護保険サービスなどの必要な費用を支払わない。
※「社団法人社会福祉士会市町村・地域包括支援センター・都道府県のための養護者による高齢者虐待対応の手引き」参照
「もしかして?」と思ったら、休日・夜間でも連絡体制を整えていますので、安心してご相談ください。認知症の高齢者は虐待を受けやすい傾向にあります。介護者や周囲の人が認知症の特徴や症状を理解することや早期発見・早期対応が大切です。
相談・問い合わせ先:
高齢者ふれあい課地域包括支援係【電話】0969-28-3378
※平日の夜間・早朝および土日祝日の連絡先(緊急時)【電話】0969-56-1111(代表)
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