■年末年始に増加する餅による窒息事故に注意しましょう!
お正月は家族でお雑煮を食べるなど餅を食べる機会が多いと思います。しかし、気を付けたいのは餅を喉に詰まらせる窒息事故です。消費者庁の分析では、餅による高齢者の死亡事故のうち、およそ4割が1月に発生し、特に正月三が日に多いことが分かりました。高齢になると、かむ力や飲み込む力が弱くなります。特に餅を食べる機会が多い年末年始は、餅による窒息事故にご注意ください。
▽餅を喉に詰まらせないようにする4つのポイント
(1)餅は小さく切って、食べやすい大きさにしましょう
(2)先にお茶や汁物を飲んで、喉を潤しておきましょう
(3)急いで飲み込まず、ゆっくりとかんでから飲み込みましょう
(4)かむ力や飲み込む力が弱い高齢者などと一緒に食事をする場合は、食事の様子を見守るなど注意を払いましょう
餅を喉に詰まらせた場合、気道が塞がれて、窒息してしまう恐れがあります。そのようなときは、周りの人が直ちに詰まらせた餅を取り除くこと(気道異物除去法)が必要です。もし窒息の対応が途中で分からなくなったら、119番通報をすると通信司令員が行うべきことを指導してくれますので、落ち着いて指示に従ってください。事故に注意して、楽しい年末年始を過ごしましょう。
問い合わせ先:高齢者ふれあい課地域包括支援係
【電話】0969-28-3378
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