【上天草発】すすめ!地域おこし協力隊 Vol:82

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上天草市で活躍する地域おこし協力隊のコーナー。日々の活動や暮らしを紹介します。

■明瀬智博(みょうせともひろ)さん
「釣り」の地域おこし協力隊として上天草市に来て約2年半が経ちました。
上天草の釣りの魅力の発信、釣りイベントなどの企画開催、釣りをアクティビティとした新たな観光事業の構築をミッションに活動を行ってきました。
それまで、普通のサラリーマンだった私は、釣りのプロでも、イベント企画、広報のプロでもありません。ただ両親が、天草出身で、幼い頃から父に上天草で釣りを叩き込まれ上天草で遊んで育った、というだけでした。
着任して最初のミッションは「釣りファン」という雑誌の原稿を書くことでした。それまで雑誌の原稿なんてもちろん書いたことなど無く、今振り返れば文章も滅茶苦茶で雑誌の編集担当者の方は、さぞ大変だったと思います。そんな手探りの状態で、雑誌の記事を書いたり、テレビに出させていただいたり、ブルーツーリズム推進委員会の皆さんと釣り大会のイベントを企画開催したり、いろんな方に支えてもらいながら何とか活動を行うことができました。釣りの活動を行うなかで、県内外の釣り場に行くこともあり、あらためて上天草に戻ると自然や釣り場がとても多いことに気がつきました。他県では、安全やゴミ問題から釣り禁止になるところが多く、私が幼い頃から変わらずに釣り場が残っていることが、当たり前では無いことに気がつきました。
上天草の自然、釣り場をずっと変わらず残していたい。その想いから、天草らしい環境に良い釣具を作り始め、徐々に協力者や仲間が増え、昨年4月6日に上天草初の釣具ブランドを立ち上げ、活動を開始しました。それから1年が経った今年の4月6日、商品の販売まで辿り着くことができました。協力隊の任期も残すところあと1年。今年は、天草の特産品を使った釣具で天草の魅力を発信していきます。