平成16年3月31日、旧大矢野町、旧松島町、旧姫戸町、旧龍ヶ岳町の4町が合併し、上天草市が誕生しました。
上天草市のこれまでの歩みを振り返ります。
■「上天草市誕生(合併までの歩み)」編
▽合併のきっかけ
合併のきっかけは、総務省が人口減少・少子高齢化などの社会経済情勢の変化や地方分権の担い手となる基礎自治体にふさわしい行財政基盤の確立を目的として、平成11年から全国的に市町村合併を積極的に推進しました。天草地域でも合併の構想が進み、最終的には、上島を1つのグループとするべきと結論付けられ、上島の4町での合併に向けて動き出しました。
▽新しい市の名称
平成14年8月、合併後の新しい市の名称を募集し、3,591件の応募の中から「上天草市」と「東天草市」の2つが最終候補として選定され、同年12月12日、新しい市の名称が「上天草市」に決定しました。
▽上天草市誕生の決定
平成15年4月7日に4町の合併調印式が行われ、各町長が合併協定書に調印しました。その後、合併申請書を提出、総務省への4町合併と「上天草市」の新設届出を経て、同年7月23日、総務大臣からの告示により、4町を廃止し、平成16年3月31日に「上天草市」が正式に誕生することが決定しました。
▽市章の決定
平成15年8月に市章のデザインを公募しました。同年11月5日、全国から応募のあった1,492点の中から市章デザインを決定しました。市章デザインは天草の「天」をモチーフに、みどりは「島」、青は「空と海」、オレンジは「人」を表し、全体的な絵としては子どもが元気に育つ姿を表現しています。
▽上天草市誕生の瞬間(カウントダウンイベント)
平成16年3月30日から31日にかけて、上天草市の誕生を祝う「上天草市カウントダウン記念イベント」が実行委員会主催のもと、開催されました。イベントは、「希望の炎リレー」で始まり、龍ヶ岳町の大道赤崎地区から大矢野総合体育館グラウンドまでの全長67.4キロメートル間を旧4町の町民520人が炬火をつなぎました。
新市誕生まで30分を切ると、屋外ステージに設置された電光掲示板の数字が1秒ずつ減っていき、残り10秒になると全員でカウントダウンを開始し、ゼロになった瞬間に一斉にバンザイをして新市の誕生を祝いました。
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