■ITサポートの地方拠点オープン
・製造業や建設業などへのIT(情報技術)導入を支援する株式会社エービーケーエスエス(大阪市)の人吉サポートセンター開所式が、10月6日に行われました。同社は豪雨災害時に本市を支援したことをきっかけに進出を決定。
・同センターは、同社のソフトやシステムを導入している企業に対し、電話や電子メール、リモート技術などを使ってサポート業務を行う拠点。今後は高校生を含め地元からの採用を予定していて、若者の雇用の場としても期待されます。
■認知症を予防するために
・講演会「地域でできる!脳内活性法」
認知症予防や認知症ケアの実践に取り組んでいる株式会社Re学(りがく)の川畑智(かわばたさとし)代表を講師に迎え、9月22日に講演会「地域でできる!脳内活性法」をカルチャーパレスで開催しました。
認知症の基礎知識や予防法などの講演後、町内で認知症予防(脳いきいきサロン)に取り組んでいる下原田町字堀と下薩摩瀬町の代表者が事例発表で登壇。川畑さんは「認知症対策の9割は地域にあると考えている。取り組みの輪が広がっていってほしい」と来場者約230人へ呼び掛けました。
■木の力を復興に役立てて
・藤田株式会社から銘木工芸品贈呈
木の魅力を伝えながら地域づくりに取り組んでいる藤田株式会社(球磨郡錦町)から銘木を使った工芸品などの寄贈があり、9月29日に贈呈式を行いました。
寄贈品は屋久杉や高野槙(こうやまき)のサッカーボールをはじめ、木製の名刺入れ、折り畳み椅子など約400点。同社の藤田勲(いさお)代表取締役社長は「木の持つ力を地域の復興やまちづくりに役立てて、人々を勇気付けたい」と話しました。寄贈品は希望する町内会への提供や小学校での展示などを予定しています。
■恒久平和への思い新たに
・令和5年度人吉市戦没者追悼式
先の大戦で命を落とした戦没者を追悼し、平和への誓いを新たにするため、10月7日にカルチャーパレスで戦没者追悼式を行いました。
戦没者に黙とうをささげた後、松岡市長が「災害前よりも住みやすい・暮らしやすいまちを皆さまと共に実現させることを誓う」とあいさつ。市遺族会会長の才尾弘太郎さんが「先人たちが築き上げてきた歴史・文化を糧としながら、地域の皆さまと安心して暮らせるまちづくりのために努力する」と誓いました。
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