令和2年7月豪雨で被災した公民館に替わる集会所「みんなの家」の建設を希望した温泉町、上新町・下新町、大工町・二日町、宝来町の全てに、みんなの家が完成しました。みんなの家は、被災地区の創造的復興に向けた地域づくりの拠点として活用できるよう日本財団が資金を助成し、一般財団法人熊本県建築住宅センターが整備する事業です。
完成した4棟の設計は、東京に拠点を構え、駅や学校などの公共建築、福祉施設、住宅、公共の広場などさまざまな分野の施設の設計を行う乾(いぬい)久美子建築設計事務所によるものです。それぞれの地域に住む住民の意見を聞きながら、みんなの家を使う人(利用者)と作る人(設計者・施工者)とで整備を進めました。
■建物の特徴
・お堂をイメージした大きな寄棟(よせむね)屋根は地域のシンボル
・使いたいときだけ畳をフローリングの上に敷くことができる置き畳を常備
・車いすを使う人や足の不自由な人も出入りしやすいように土間と板間の段差を無くしたバリアフリーの室内
・建物は浸水を防ぐことができる少し高い基礎で、庇(ひさし)の下には住民がくつろげるコンクリートベンチを設置
※詳しくは本紙をご確認ください。
問合せ:市地域コミュニティ課自治支援係
【電話】22-2111(内線1061)
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