■第47回全日本おかあさんコーラス全国大会に初出場し、ひまわり賞を受賞した コーロヴォーチェ・人吉
・コーロヴォーチェ・ひとよし
平成28年にアカペラ女性合唱団として結成し、看護師や薬剤師、元教員などさまざまな業種や経歴の11人で構成。毎週土曜日午後8時からカルチャーパレスで練習に励んでいる。
歌うことは人生そのもの」。8月25日に北海道札幌市で開催された女声合唱の祭典「第47回全日本おかあさんコーラス全国大会」に九州支部代表として初出場し、優秀賞の「ひまわり賞」を受賞した。
東京音楽大学で声楽を専攻し、全国各地のコンサートなどで活躍した声楽家の岡本京子さん(願成寺町)を中心に、心の底から歌いたい人が集まり平成28年に10人で結成。合唱団の名前はイタリア語で声を意味する「ヴォーチェ」に由来し、美しい発声で歌心を表現するという意味が込められている。ピアノの伴奏などがないアカペラスタイルで、パートごとの練習はせず、その場で音程を調えながら全員でハーモニーを作り上げていく独自の方法で練習。その成果を6月の九州支部大会で発揮し、熊本県で唯一全国大会の切符を手にした。
「自分たちがやりたいと思ったことは百パーセントやり切った」。全国大会では、出演前に動画で人吉の魅力をアピールした後に入場。ロイヤルブルーのドレス姿で、信長貴富(のぶながたかとみ)作曲の『涙』と『ヒスイ』を披露した。指揮者も団員と共に客席を向いて、ポイントだけ指揮しながら歌う珍しいスタイル。会場には美声が響き渡った。シード権を獲得し、3年後も全国大会の出場が決定。さらに一致団結し、これからも楽しみながら美声を磨いていく。
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