■球磨川と共生したまちづくりへ
・かわまちづくり計画登録証伝達式
地域住民、民間事業者、人吉市、熊本県、国交省などでつくる球磨川・人吉地区かわまちづくり協議会・実行委員会では、豪雨災害の影響で一時中断していた川を生かしたまちづくりを推進するための計画「球磨川・人吉地区かわまちづくり計画」について、社会実験や協議を重ね変更しました。変更した計画が認められ、8月8日に国交省のかわまちづくり制度に登録。9月13日に同計画の登録証伝達式が市役所で行われ、松岡市長は「災害前よりもいいまちを目指していきたい」と話しました。
■地域の子どもと長寿を祝う
・宝来町内敬老会
敬老の日に合わせて、9月15・16日に市内の各町内で敬老会が開催されました。宝来町内会では、75歳以上の対象者と子ども会の児童合わせて約20人が参加。子どもたちがプレゼントを手渡した後、みんなで室内グラウンドゴルフやカラオケを楽しみ、充実した時間を過ごしました。
参加した瀧本れい子さんは、「地域の同世代や子どもたちと楽しく触れ合えた。今後もみんなと運動や話しができる交流の場がつくれたら」と笑顔で話していました。
■人吉の夜熱く盛り上がる
・第2回人吉球磨盆踊り大会「球磨川盆祭(ぼんさい)」
人吉球磨の若者有志が企画した盆踊り大会「球磨川盆祭」が8月25日にふるさと歴史の広場で開催されました。時代に合わせた形で盆踊りを復活させようと、昨年始まったもの。地元の女性の踊り子集団「盆女美(ぼんじょび)」や神奈川県鎌倉市のプロの盆踊り集団「イマジン盆踊り部」らが踊りを披露。約40の出店もあり、会場は多くの家族連れでにぎわいました。
実行委員長の稲橋亮佑さんは「大きな踊りの輪ができ、みんなのキラキラした笑顔を見られてよかった」と話していました。
■日台の産学官が連携し地域づくり
・日台連携型地域づくりサミット
市では、台湾との交流を深め、日台の産学官が連携して地域づくりを進めることなどを目的に、「人吉球磨から始まる日台連携型地域づくりサミット」を8月30日にホテルサン人吉で開催しました。本市をはじめ台湾の国立雲林科技(うんりんかぎ)大学、実践大学、静宜(せいぎ)大学や人吉中央ロータリークラブ、台北城東(たいぺいじょうとう)ロータリークラブなどが参加。
サミット後には、本市と各大学、両者の架け橋をしたLOCAL TO LOCAL株式会社(矢岳町)の3者でそれぞれ包括連携協定を結びました。
■秋の味覚を味わおう!
・くまろんフェア2024
人吉球磨地域の特産である球磨栗をぜいたくに使ったパンやスイーツなどが楽しめる「くまろんフェア」が9月20日に始まり、10月20日まで開催中です。同地域の28店舗が球磨栗の魅力を最大限に生かし、趣向を凝らした商品を用意しました。
初参加のHASSENBA(下新町)ではマロンクレープを販売。スタッフの永田真護さんは「人吉球磨の和栗のおいしさを味わってもらえるように試行錯誤して作ったので、ぜひ食べに来てください」と笑顔で話しました。
■入賞逃すも見事な操法披露
・第35回熊本県消防操法大会
県内の消防団の消防技術の向上などを目的に、第35回熊本県消防操法大会が8月25日に八代市で開催されました。
1チーム4人で小型動力ポンプを使って放水する手順の正確さなどを競う小型ポンプの部には、本市から第4分団第3部が代表として出場。同部は2番目に登場し見事な操法を披露しましたが、審査の結果は第8位と入賞は逃しました。指揮者を務めた林真吾さんは「目標には少し届きませんでしたが、人吉市消防団らしい操法は見せられたと思います」と話していました。
■救急時のノウハウ楽しく学ぶ
救急フェア2024
人吉市医師会と人吉下球磨消防組合では、9月9日の「救急の日」にちなんで9月7日に「救急フェア2024」を同組合中央消防署で開催しました。
会場には約8百人が来場。はしご車試乗や応急手当体験、消防グッズ展示など4つのブースが用意され、多くの家族連れでにぎわいました。メインステージにはくまモンも登場し、西瀬小幼年消防クラブと一緒に心肺蘇生法を体験。会場に訪れた人たちも、くまモンと一緒に救急医療や救急業務について楽しく学んでいました。
■観音様訪ねて手合わせる
・相良三十三観音秋の開帳
相良三十三観音秋の開帳が9月19~25日に行われました。人吉球磨地域には35の札所があり、それぞれご利益のある観音様が祭られていて、春と秋の彼岸の時季に観音堂を開帳しています。お茶やお菓子などを用意した振る舞いを行っている札所もあり、参拝客は地域住民との交流も楽しみました。
観音寺観音(願成寺町)に参拝に訪れた球磨郡山江村の丸山スエ子さんは「毎年来ていて今日はここで2カ所目。足を悪くしたから健康祈願をしました」と手を合わせていました。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>