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地域防災官の命を守る話 No.29

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熊本県人吉市

市地域防災官による災害への防災意識や命を守る方法のお話を紹介します。

■地域で守る要支援者
市地域防災官 深江 政友

豪雨災害が起きやすいシーズンもようやく終わり、過ごしやすい季節になりました。今月は、要支援者の避難についてお話しします。
災害発生時に高齢者、障がい者、病気の人、乳幼児や妊婦、そして外国人などは情報の入手や避難行動で配慮が必要な「要配慮者」です。中でも自ら避難することが困難で、避難のために支援が必要な人を「避難行動要支援者」と呼びます。このような人たちを支援する「避難支援者」は、日中と夜間の場合を想定し、それぞれの時間帯やケースに合わせたチームを作ることが重要です。複数のチームを作ることで迅速な避難が実現しやすくなります。
車椅子で生活する人や寝たきりの人を人力で速やかに避難させるためには、複数の支援者つまりマンパワーが必要になってきます。支援される人の生活様式はさまざまなので、日頃から支援する側、支援される側がよく話し合っておくことも大切です。
地域の高齢化やコミュニティーの衰退で避難支援には課題もありますが、地域は「家族」という思いを持ち、要配慮者や避難行動要支援者に対する災害時の対応について、この時期に今一度地域で話し合い、誰もが安全に避難できる地域を目指してください。

問合せ:市防災課防災係
【電話】22-2111(内線3241)

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