今年3月に引退し、JR九州から人吉市に無償譲渡された8620形蒸気機関車58654号機(SL人吉)を、11月18日から一般公開しました。この日はSL人吉102歳の誕生日です。
SL人吉は1922年11月18日に誕生。二度の引退と復活を経て百年を超えて活躍し、人々に愛されてきました。その雄姿を市内外の皆さんに見てもらい、地域のシンボルとなるよう、人吉駅前広場駐車場に展示しています。11月17日にはお披露目式を開催し、松岡市長やJR九州の三浦基路(もとみち)熊本支社長らが除幕。ピカピカに磨き上げられた車体が姿を現すと、会場に歓声と拍手が響きました。
今後は動く状態での展示を目指していて、現在のレールを延長し、整備のための格納庫を建設する予定です。
・北九州市の工場から輸送
・車体の組み立て
・足場を組んで塗装
・テントとフェンスの設置
・仕上げの磨き上げ
※詳しくは本紙をご確認ください。
昔の仲間が帰ってきたようで懐かしいですね。最初の引退後に矢岳駅の展示館で大切にされてきたからこそ、今があるのだと思います
人吉鉄道観光案内人会会長の元機関士/立山 勝徳 さん
SL人吉がまた見られるなんてううれしい!いろんなイベントを開催して何度でも足を運びたくなる場所にしてほしいです
沿線でSL人吉を欠かさず見送った/島田 弘美 さん
SL人吉は我が子のようなもの。人吉の皆さんにかわいがってもらい、地域のランドマークのような存在になってほしいですね
36年間SL人吉の整備を手掛けた/玉井 明人 さん
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