■復興とにぎわい願いイベント多彩
・人吉温泉まつり
ふるさと歴史の広場で10月27日に人吉温泉まつりを開催しました。ステージには中学生の吹奏楽や伝統芸能などさまざまな団体が出演。球磨焼酎コーナーでは試飲や焼酎カクテルの販売があり、出店も並んでにぎわいました。前日は同会場で人吉スカイランタンフェスティバルが開かれ、復興への思いやそれぞれの願いを書いたランタンが夜空を埋め尽くしました。
10月26日・27日には人吉コンテナマルシェで台湾マルシェも開かれ、来場者は食や音楽で台湾の雰囲気を満喫しました。
■音楽の花束を球渓先生に贈る
・第78回犬童球渓(きゅうけい)顕彰音楽祭
郷土の偉人で、人吉市名誉市民の音楽家・犬童球渓先生を顕彰する音楽祭を開催しました。
10月27日の小・中・高校生を対象とした個人コンクールに続き、11月14日にはカルチャーパレス敷地内にある球渓先生の銅像前で碑前祭を開催。その後スポーツパレスで開いた学校発表会には人吉球磨の児童・生徒が参加し、合唱や合奏を披露しました。17日には地元の合唱団などが出演する音楽会「音楽のひろば」を5年ぶりに開催。球渓先生作詞・作曲の作品をお客さんと一緒に楽しみました。
■人吉球磨産米をさらにおいしく
・東洋ライス株式会社と包括連携協定
市では、米の精米や精米機器の開発・販売などを手掛ける東洋ライス株式会社(東京都)と包括連携協定を結びました。人吉球磨産米を活用した農業振興や食育の推進などを通じた地域社会の発展を目的とするもの。11月15日に市役所で締結式を行い、同社取締役副社長の麻生(あそう)尚輝さんは「米を通じて健康になってもらう当社の目標を一緒に実現したい」と話しました。
令和7年2月からモデル事業として、市内の妊婦さんに米を贈る取り組みを予定しています。
■竹の音色に耳を澄ませて
・台湾バンブーオーケストラ演奏会
竹で作った楽器を使って演奏する台湾の楽団・台湾バンブーオーケストラが10月28日に東間小と第二中で演奏会を開きました。本市と包括連携協定を結ぶLOCAL TO LOCAL(ローカル トゥ ローカル)株式会社との縁で実現。
楽団は、竹で作られた楽器の竹琴(ちっきん)や笙(しょう)などで台湾の民謡曲やオリジナル曲を演奏。最後に児童もよく知る『となりのトトロ』の主題歌などを演奏し、会場を盛り上げました。東間小5年の東尚都(なおと)くんと平川愛姫(ねね)さんは「竹で作った楽器からいろんな音が出てすごい」と話しました。
■木に触れて、魅力を知って
・林業教室
市や森林組合などで構成する人吉市森林経営管理協議会では、子どもたちに木に触れてもらい木の良さを理解してもらおうと、11月21日に人吉西小で林業教室を開催しました。森林環境税を活用したもの。
児童は、くま中央森林組合職員から森林の現状などを動画やクイズで学んだ後、人吉産の杉を使っていす作りを体験。事前にカットされた木材を組み合わせたり、くぎで固定したりするなどして熱心に作っていました。同教室は今後も市内の小学校で実施していく予定です。
■来館60万人ありがとう!
・MOZOCA(もぞか)ステーション来館者60万人達成
肥薩線をはじめ、鉄道の魅力を発信する施設として平成27年に開館した人吉鉄道ミュージアムMOZOCAステーション868。令和5年は展望デッキの改修工事で一時休館する時期がありましたが、11月9日に来館者60万人を達成しました。
万人目となったのは、帰省して子どもたちとの時間を楽しもうと来館した鹿児島市の加藤さん家族。加藤さん家族には、SL缶バッジなど同館オリジナルグッズを含む鉄道にちなんだ記念品を贈呈。ミニトレインに記念乗車してもらいました。
■いい世よ来い、いい世さ来い!
・第9回人吉よさこい祭り
全国各地からよさこいチームが集まり演舞を披露する「第9回人吉よさこい祭り」が11月9・10日にMOZOCA(もぞか)ステーション駐車場と青井阿蘇神社で開催されました。
10日の本祭には全国各地から50チームが集まり、約8百人の踊り子が参加。それぞれのチームが個性あふれる演舞を披露した後、参加チームと観客がみんなで踊る総踊りで幕を閉じました。よさこい演舞ならではの華麗で情熱的な踊りで、観客やまちなかに笑顔と元気を届けました。
■身近な自然の植物に親しもう
・自然観察会
子どもたちが身近な自然に親しみ、森に興味や関心を持ってもらおうと、市では11月16日に自然観察会を開催しました。雨天のため会場を村山公園から市役所に変更して実施。
熊本県森林インストラクター協会の会員が講師を務め、小学生とその保護者が木の葉をカルタの要領で取るネイチャーゲームなどを実施。ゲームの後は、どんぐりなどの木の実でブローチ作りを楽しみました。小学2年の東奈陽(なのは)さんは「動物当てゲームや木の葉のカルタ遊びが楽しかった」と話していました。
■職員が市民目線で手続きを体験
・窓口利用体験調査
市では、デジタル技術を使った窓口業務改革を進め、利用者目線で市役所窓口の改革に取り組むため、11月19日に窓口利用体験調査を行いました。
参加した職員は転居などあらかじめ設定した来庁者になりきり手続きを体験。何度も名前や住所を書く場面があるなど、調査が終了する頃には疲れきった職員も。体験後の意見交換では日常業務の中では気付かない改善点が多く見つかりました。出された意見は、市民の皆さんが円滑に手続きができるよう窓口の改善に役立てていきます。
■150周年をにぎやかにお祝い
・大畑小創立150周年記念式典・記念祭
大畑小が創立150周年を迎え、11月2日に同小体育館で記念式典を開催しました。同小は明治7年に創立。校舎の移転や校名の改称などを経て現在に至ります。
式典に参加した児童はみんなでお祝いの言葉を発表。「これからも大畑のシンボルでいてください」と感謝を伝え、同小を歌った曲『みんなを見守る大きな木のうた』を合唱しました。11月3日には同小グラウンドで記念祭を開催。出店やさまざまなステージイベントがあり、大勢の人でにぎわいました。
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