■高齢者の生きがいづくりと健康づくりを目指す 人吉球磨さわやか大学運営委員会
・ひとよしくまさわやかだいがく うんえいいいんかい
会長の米津實(よねつみのる)さんを筆頭に、副会長や書記、会計などを含めて10人で構成。現役時代の仕事は、会社員や公務員、自営業などさまざま。目下、新入生勧誘に奮闘中。
「出会い・学び・楽しむ」をテーマに、高齢者の生きがいづくりと健康づくりを目指す生涯学習講座「人吉球磨さわやか大学」を運営する。同大学の前身は、平成8年5月に熊本さわやか長寿財団が開いた熊本さわやか大学校の人吉校。後に人吉校は閉校したが、同校の卒業生が「もっと学びたい」という思いから平成19年6月に人吉球磨さわやか大学を開校。現在、運営委員会のメンバーを含めて52人の学生が在籍する。
授業は月に1回。テーマは歴史や音楽、スポーツなど多岐にわたる。特徴的なのは、ただ授業に参加するのではなく、学生が身近な話題や興味のあることなどから授業のテーマを企画し、講師や会場までを手配すること。学生それぞれに得意・不得意はあるが、強みを引き出し生きがいにつなげる。「何かを始めてみたい、仲間を作りたいと思っている人の受け皿になるのが運営委員会の役割。人吉球磨の高齢者が楽しく交流できる環境を整えたい」と運営委員会会長の米津さん。新型コロナウイルス感染症と豪雨災害の影響で学生は半減。存続が危ぶまれているが、「先輩たちが築いてきたものを受け継ぎ、さらに仲間を増やしながら継続していくことが目標」と意気込む。
現在、入学生を募集中。入学の条件はただ一つ、人吉球磨に住む60歳以上の人。詳しくは23ページをご覧ください。
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