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令和6年3月人吉市議会定例会 施政方針(1)

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熊本県人吉市

■みんなが幸せを感じるまち。ずっと住み続けたいまち。
令和6年3月市議会で、松岡市長が述べた施政方針の主な内容をお知らせします。施政方針とは、市政運営に対する市長の考えや主要な施策を明らかにするものです。
※広報ひとよし掲載用に表現を変更しています。

◆計画策定関連

○総合計画後期基本計画
前期基本計画が令和5年度で終了となることから、復興関連の施策を盛り込んだ新たな後期基本計画を策定しました。令和6年度からの4年間を期間とし、喫緊の課題である災害からの復旧復興に最優先で取り組むとともに、国のデジタル田園都市国家構想を反映した総合戦略を包含し、市長選挙で示した公約についても各施策に織り込んで策定しています。

○都市計画マスタープラン
対象地域を市内全域とし、将来人口や土地利用の現状を踏まえながら、20年後の都市開発動向をも見据えた長期の計画として策定します。基本理念である「みんなで創る魅力あふれる定住都市美しき千年都市ひとよし」を実現するために、本市の特性や今後の社会情勢などを加味しながら、未来に向けた魅力的な定住都市の実現を図ります。

○立地適正化計画
都市計画マスタープランの一部と位置付けられている同計画では、緩やかな居住誘導と都市機能誘導により、生活サービスを集積させながらサービスを維持し、持続可能なコンパクトシティの実現を目指すこととしています。居住誘導地域であるまちなかと地域拠点を公共交通で結ぶことで、市全域の生活利便性を高めます。

◆復旧・復興関連

○まちなかグランドデザイン推進方針の策定
被害の大きかった中心市街地地区、青井地区、麓・老神地区が連携したまちなかの将来ビジョンとして定めている人吉市まちなかグランドデザインについて、構想を早期に具現化し、スピード感をもって取り組むため、推進方針の策定を進めています。

○人吉市復興デザイン会議を立ち上げ
有識者やまちづくりの専門家などで構成する人吉市復興デザイン会議を立ち上げ、にぎわいや交流文化拠点の創出、まちなかの回遊性の強化などについて社会実験などを行いながら、まちなかが目指す姿を実現するための取り組みを公民連携のもと進めていきます。

○青井地区の復興まちづくり
青井被災市街地復興土地区画整理事業と国道445号改築事業の本格的な工事に着手。特に国道445号の改築は復興を大きく進め、大規模災害時の緊急輸送道路となる「命を守る道」としての効果を期待しています。

○中心市街地地区の復興まちづくり
土地区画整理審議会の審議結果に基づいて仮換地指定(施工者が道路などの工事を行うため、従前の土地に代わり新たな土地を指定する行政処分)に向けた事務手続きを進めています。

○中川原公園と人吉城跡公園の復旧
中川原公園は昨年11月から復旧工事に着手し、現在、下流側の斜路の改修工事を進めています。人吉城跡公園は北外曲輪(きたそとくるわ)の復旧工事が今年度完了見込み、石垣工事は複数年かかる見込みです。両公園ともワークショップでのご意見を基に今後の利活用案を検討していきます。

○城見庭園の利活用を検討
2月6日に城見庭園の在り方や利活用を検討するワークショップを開催し、参加された皆さまから同庭園に対する熱い想いを改めて伺いました。今後、市民や関係の皆さまと利活用方法の検討を重ねます。

○中神地区の遊水地
昨年開催した説明会での意見・要望を基に国による温泉などの追加調査が行われています。また、ワークショップでの意見などを参考に、平時の利活用の検討を進めています。

○大柿地区の遊水地
国による用地調査が今年度中に完了見込みで、説明会開催に向けて調整を進めます。移転希望の世帯を対象とした下原田地区の宅地整備は用地の売買契約が完了し、令和6年度から工事に着手する予定です。

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