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令和6年3月人吉市議会定例会 施政方針(3)

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熊本県人吉市

◆健康福祉部関連

○こども未来課を設置
4月から「こども未来課」を設置し、子育てについての総合的な支援をワンストップで行います。また、同課の中に、子育て世代包括支援センターと子ども家庭総合支援拠点の機能を統合した「こども家庭センター」を新たに設置します。

○セット健診を導入
40~50代の特定健診受診率が低いことから、自らの生活習慣を見直す機会として、来年度から40~44歳を対象に千円の自己負担で受診できるセット健診を導入します。

◆経済部関連

○各地区の農地整備
大畑麓地区と下田代地区では、今後、県営事業で農地の相続調査や区画整理、換地処分を行い、農地の集積や営農の効率化を図ります。上原田地区では、水源確保のため、県営事業で配水施設や送水施設、揚水ポンプの整備を行います。

○放置林対策進む
放置林対策として対象地の抽出と山林状況調査を行うとともに、森林所有者に対して今後の森林管理の意向調査を実施。管理委託を希望する人に対し、本市との間で集積計画を締結いただくことで、間伐などの施業を促進するなど、放置林の適正管理に向けて取り組みます。

○未来の農業のために
地域農業の将来の在り方を示した人・農地プランは、令和4年の法改正に伴い名称を「地域計画」と改めました。10年後の農地利用を示した「目標地図」を付加した計画として策定していきます。

○Jクレジット制度認証取得へ
森林管理などの活動により二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量や吸収量を国が認証するJクレジット制度について、現在、令和6年度中の認証取得に向けた手続きを進めています。

○新たな有害鳥獣被害対策
猟銃を使用できない居住区などでの対策として、「くくり罠」を設置する実証事業を行っています。併せて、電気牧柵などの設置や狩猟免許取得についての助成制度を創設する予定です。

◆経済部関連

○地域デジタル通貨「きじうまコイン」
住民票などの発行手数料について、昨年10月から、きじうまコインでの支払いが可能となりました。今後も、利用者に愛される地域デジタル通貨として、さらなる利便性の向上を図ります。

○ふるさと納税の寄付状況
令和5年度は2月19日現在で約17,950件、約3億9,220万円の寄付を頂きました。企業版ふるさと納税は、合わせて13社から合計約1,460万円の寄付を頂いています。

○株式会社ランバーやまとが工場建設
株式会社ランバーやまとの人吉中核工業用地への工場建設は、4月中の着工に向け準備を進められています。本市としても人吉球磨産ヒノキのブランド化を進めるとともに、持続可能な林業・林産業の構築に向けた取り組みを推進していきます。

○地域産業の再生についての連携協定
民間企業のノウハウを活用して地域産業の再生と発展を図るため、昨年12月に株式会社ウェイビー、肥後銀行人吉ブロック、熊本日日新聞社、人吉商工会議所との連携協定を締結。各者の強みを生かした支援を一体的に行い、起業創業や企業進出などにつなげます。

○まち・ひと・しごと総合交流館「くまりば」
民間のノウハウを生かした効率的な運営を図るため、令和6年度から指定管理制度を導入します。豪雨災害で被災した温泉施設は、令和5年度内の復旧完了を目指し工事を行っています。

○球磨川くだり株式会社の事業再生
2月末で株式会社シークルーズとの事業再生の業務提携契約が満了することに伴い、瀬﨑公介代表取締役が退任されました。後任は人吉市長・松岡隼人が務めます。いまだ厳しい経営状況ですが、市としても同社の事業再生に向けて最大限の努力で応えていきます。

○観光客数回復のために
豪雨災害で被災された27件の宿泊施設のうち、21件が営業を再開されています。本市の観光客数はコロナや豪雨災害前の水準に戻り切れていないため、通常の観光施策に加え、防災減災をテーマにした観光戦略を官民一体となって進めるなどさまざまな対策を行っています。

○物価高騰対策としての支援
農業分野では畜産農家の負担軽減を図るための給付金事業を2月から開始し、さらに施設園芸農家などに対する燃油価格高騰対策の支援準備を進めています。商工分野では、昨年10月から今年1月まで、ひとよし地域応援クーポン券事業を実施しました。

◆教育部関連

○学校給食公会計化へ
令和6年度からの学校給食費公会計化に向けて準備を進めています。公会計化により、学校給食費の徴収管理や食材の調達を市で行うことで、学校関係者の業務負担軽減や保護者の利便性向上につなげます。

○休日の中学校部活動を地域へ移行
休日の部活動は令和7年度末までに地域へ移行することを目標に、中学校部活動地域移行検討会設立準備会を立ち上げています。令和6年度設立予定の検討会でさらに議論を深め、平日の部活動の在り方も含め、できるだけ早期に今後の方向性を示していきます。

発災から4年弱が経過し、復興のまちづくりは新たなステージへと進みつつあります。市民一丸となり全力で復興を推し進める本市にあっても、桜の花言葉にある「心の美」を心に刻み、まちを愛する心や互いを思いやる心を大切に、これからも新しいまちづくりに挑戦し続けていきます。

※施政方針の全文は市ホームページからご覧いただけます。

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