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【特集】着実に復興に向かう人吉~この1年を振り返る~(1)

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熊本県人吉市

令和2年7月豪雨から4年。市では、被災前より魅力あるまちを目指し、住まいやなりわいの再建、新しいまちづくりに取り組んでいます。目に見える形で復興が進むこの1年を写真で振り返ります。
※写真は本紙をご確認ください。

■[R5.9]映画『夏空ダンス』公開
本市出身の内村光良(てるよし)さんが監督・脚本を務め、人吉球磨を舞台に被災後の景色が多数登場する短編映画『夏空ダンス』の上映会を、令和5年9月16日に開催しました。9月22日には全国公開されました。

■[R5.12]相良町災害公営住宅完成
豪雨災害で住居を失った被災者の住まいを確保するため、令和4年9月から工事を進めていた相良地区の市買取型災害公営住宅が完成。令和6年1月から入居が始まり、現在117戸225人が暮らしています。

■[R6.3]人吉高・球磨工高カヌー艇庫完成
人吉高・球磨工高カヌー部の共同艇庫(ていこ)・部室が令和6年3月末に城見庭園(七日町)内に完成しました。両高の生徒たちは全国優勝を目指し、日々練習に励んでいます。

■[R6.3]西瀬コミセン完成
豪雨で被災し移転工事を行っていた西瀬コミセンが令和6年3月23日に完成しました。約3.2メートルかさ上げし、西瀬小前の県道15号人吉水俣線と同じ高さに移転しました。

■[R6.2・4]土地区画整理事業着工
青井地区、紺屋町で被災市街地復興土地区画整理事業に着工しました。青井地区では、住宅が造成されるまでの間は、地元の皆さんと青井幼稚園の園児が一緒にひまわりの種を植えてまちなかを明るく元気にするための取り組み「復興ひまわりプロジェクト」を実施しました。

■[R6.4]球磨川くだり清流コース再開
「球磨川 川開き祭」が令和6年4月6日にHASSENBAで開催され、豪雨災害以降運休が続いていた球磨川くだり「清流コース」(HASSENBA~温泉町約4.5キロ)が3年9カ月ぶりに再開しました。

■[R6.5]くまりば温泉再開
休業していた市まち・ひと・しごと総合交流館くまりばの温泉を人吉球磨のヒノキを使ってニューアル。令和6年5月1日に再開しました。

■復興に関するこの1年の動き

◆令和5年
○7月
4日 コンテナマルシェリニューアルオープン
18日 宝来町「みんなの家」完成

○9月
16日 内村光良監督作品『夏空ダンス』上映会
22日 『夏空ダンス』全国公開

○11月
3日 モゾカタウン人吉駅前クロージングイベント

○12月
10日 相良町災害公営住宅落成式

◆令和6年
○2月
4日 青井地区被災市街地復興土地区画整理事業・国道445号改築事業着工式

○3月
8日 八代河川国道事務所人吉主張所庁舎完成
23日 西瀬コミセン落成式
31日 まちなかグランドデザイン推進方針策定

○4月
1日
・第6次総合計画(後期基本計画)策定
・人吉高・球磨工高カヌー部共同艇庫・部室供用開始
4日 JR肥薩線(八代~人吉間)復旧基本合意書締結
6日 球磨川くだり「清流コース」再開
18日 コミュニティタイムライン(西瀬校区)完成
19日 紺屋町被災市街地復興土地区画整理事業案安全祈願祭

○5月
1日 「くまりば」温泉再開

■住まい再建状況

◇応急仮設住宅など入居状況(令和6年5月末)

令和6年5月末現在、家賃無償などの支援を受け、応急仮設住宅に83戸149人、公営住宅や木造仮設利活用住宅などに83戸135人の合計166戸284人が入居しています。
引き続き、東校区に完成予定の災害公営住宅や、県から譲渡された木造仮設利活用住宅への入居を進めるなど、全ての被災者の住まいの確保や住環境の整備に取り組みます。

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