本市で21人の犠牲者を出した令和2年7月豪雨災害から、7月4日で4年を迎えました。市では、6月30日に市役所で犠牲者追悼式を執り行いました。
遺族ら約20人が参列。犠牲者に黙とうをささげ、松岡市長が「二度とこのような悲劇に見舞われることがないよう、残された者の責務を果たしていく」と式辞。木村知事は「今後の県政において、令和2年7月豪雨からの復旧・復興を最優先に取り組んでいく」と述べました。市役所1階市民コーナーでは7月1~4日に献花台を設け、市民からの献花を受け付けました。
7月4日には午前10時に市内全域に追悼のサイレンを鳴らしました。球磨川くだり発船場では、球磨川くだり株式会社の社員らが球磨川に向かって整列し、サイレンに合わせて黙とう。船頭の藤山和彦さんは「豪雨災害を経験していない若いスタッフも増えてきたが、当時のことを伝え続けていきたい」と話しました。
3人が亡くなった下青井町では下青井町会館で慰霊祭が行われ、町内に住む18人が犠牲者を悼みました。同町内会副会長の渕上憲男さんは「土地区画整理事業も進む中で、安心して暮らせるまちづくりの実現に向けて、私たちも頑張っていきたい」と前を向いていました。
※写真は本紙をご確認ください。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>