■人吉球磨の原風景を写真で切り取るJR九州社員 津曲尚史さん(北泉田町)
・つまがり たかふみ
昭和53年8月生まれ。出身は鹿児島県で、地元の高校を卒業後JR九州に入社。福岡市の本社をはじめ、熊本支社など各地で業務を経験し現在は人吉駅に勤務。人吉球磨の豊かな自然に魅了され、休みの日には登山などをしながら写真を撮り歩く。
人吉は大好きなまち」。JR九州の社員として人吉駅に異動して約10年。休日はカメラを片手に人吉球磨や近隣地域の写真を撮り歩き、数々の写真コンテストで結果を残している。
アウトドアが好きで、休日は登山や渓流釣りを楽しむ。そこで出会う素晴らしい景色を写真に残したいと思い、平成30年にカメラの世界へ。本やインターネットを参考に独学で写真の撮り方を習得した。「静と動」をテーマに風景写真を撮り続け、令和2年にキヤノン主催のウェブ写真展で初めて入選。そしてベテランのカメラマンも入賞が難しいと口をそろえるハイレベルな写真コンテスト「KANI(カニ)フィルター写真展」に令和5・6年の2年連続で入賞した。
これまでに撮りためた写真を使い、被災した人吉球磨の魅力を再発見してもらおうと、合同写真展「人吉球磨・九州~原風景の世界」を企画。8月1日から人吉駅の待合室で、日本を旅する写真家・中村紫苑(しおん)さんや人吉温泉観光協会と共に、人吉球磨をはじめ九州各地の幻想的な風景写真を展示している。(9月23日まで開催)
「これからも写真の撮影技術を高めて、全国の写真コンテストで名をはせるカメラマンになりたい」。今年で7年目になるカメラ人生の目標だ。これからも人吉球磨の隠れた原風景を求め、撮り続けていく。
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