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特集 生き生きと働ける場所 「八代港」(2)

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熊本県八代市

■八代港ってどんなところ?
皆さんは八代港についてどんなイメージを持っていますか?
実は八代港の歴史は古く、豊臣秀吉の時代から球磨川の河口港として発展してきました。
今では、約200の事業所があり5000人を超える人が働き、熊本県の物流拠点として重要な役割を果たしています。

平成11年に韓国との間に県内初の国際コンテナ定期航路が開設されて以来、現在は韓国航路週2便、台湾航路週1便が就航しており、世界とつながる国際貿易港として発展を続けています。

また令和2年には、クルーズ専用岸壁が完成し、大型クルーズ船の受け入れが可能となったことで、人流の拠点としても発展を続けており、この春からは多くの旅行客によるにぎわいも見え始めています。

◆台湾がぐっと身近に
令和5年8月下旬から、八代港と台湾を結ぶ国際コンテナ定期航路が改編され、台湾からの輸入が約10日から4日に短縮され、八代港の利便性が大きく向上しました。

▽港湾荷役現場に新しい風を吹き込む
松木運輸株式会社港湾事業本部 八代港コンテナターミナル
所長 野田貴美子さん
八代港コンテナターミナルで、維持、管理、運営からPR業務など幅広い業務の管理責任者である野田さん。
持ち前のやる気で国内では女性で初めて港湾荷役の花形といわれるガントリークレーンの運転資格、ストラドルキャリアの運転資格を取得しました。女性が少ない業界で事務の経験しかありませんでしたが、所長に抜擢され、現場で働く社員の仕事を理解し、信用してもらいたい、支えたいとの一心で、子育てをしながら、この資格を取得しました。資格を取得したからこそ本当の意味で、社員の意見を理解し、気持ちに寄り添い、どうやったら働き易い職場になるのか見えた気がします。技術さえ身につければ、女性も十分活躍できる業界だと思います。
現在、力を注いでいる活動が、担い手不足の解消につなげる取り組みとして、実際にこの仕事を見て、楽しさや魅力を感じてもらう体験型の見学会などの受け入れです。自分が好きなこの仕事を知ってもらい、選んでもらうために、「見て、触れて、感じることができる港づくり」をテーマに、平成28年から1000人以上を受け入れています。7月27日に開催された「みなとのおしごと見学会」でも、参加した親子などに、目の前でガントリークレーンを動かし、そのダイナミックさや、リーファーコンテナ(冷凍コンテナ)のマイナス20度の世界を体験してもらいました。
今後の目標は、「これからもこのような活動を続け、港湾従事者が増えることと、個人的には10月にある全国女性消防操法大会に出場し、もう一度全国優勝することです。」と力強く話してくれました。

▼みなとのおしごと見学会
将来の担い手となる小学生やその保護者に、八代港の役割や重要性、港湾関連企業の魅力を知ってもらうことを目的に行こなわれました。

○学校から配布されたプリントの写真を見て、興味を持ち参加しました。1番面白かったことは、マイナス20度が体験できるリーファーコンテナで、とても楽しい経験が出来ました。

○お父さんがガントリークレーンの運転手で、お父さんが運転しているところがみたいと思い参加しました。ガントリークレーンの動きが凄くて、それを操るお父さんはベテランの運転士だなと思いました。

○お母さんから見学会に誘われ参加しました。
思い出は、リーファーコンテナの中が涼しかったことです。色々な体験ができて良かったです。

○友達の陽菜子ちゃんに誘われ参加しました。輸入する荷物の99%が船で運ばれていることなど初めて知ったことがたくさんありました。

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