新年のごあいさつ

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■「やつしろ」の未来を切り拓く
八代市長　中村博生
明けましておめでとうございます
市民の皆様におかれましては、新春を健やかな気持ちでお迎えのこととお慶び申し上げます。また、日頃より八代市政の発展に、ご理解とご協力をいただいておりますことに厚く御礼申し上げます。

◆市政この1年を振り返る
新型コロナの5類移行により、くま川祭りややつしろ全国花火競技大会など各種イベントが制限を設けずに開催されたことで、まちににぎわいが戻ったことを実感するとともに、大型クルーズ船の寄港再開や、台湾基隆市と本市との相互の使節団派遣により、国内外を問わず、人の交流が活発になったことを強く感じた1年でもありました。
坂本町の復興については、災害公営住宅が3棟落成を迎え、宅地かさ上げ・輪中提事業も始まりました。引き続き、坂本町の創造的復興を最重要課題として、本格的な住まいの再建等に取り組んでまいります。
さらに、保育料の完全無償化により、子育て環境の一層の充実を図るとともに、起業・創業者を支援するスタートアップ事業の開始や、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた「ゼロカーボンやつしろ推進計画」の策定など、将来を見据えた取り組みも進めてまいりました。

◆新年への抱負
飛躍する県南の拠点都市熊本県に進出したTSMCは、本年末から新工場が本格稼働予定であり、第2工場も県内での建設を検討されています。
その効果を本市へ波及させるため、八代港が物流の拠点となるよう航路のサービス拡充やポートセールスに取り組むとともに、新八代駅周辺の開発に向けては、文化コンベンションセンター(仮称)の配置を含めたグランドデザインを策定することとしています。
また、昨年末、熊本県が「八代地域における県営工業団地の整備」を表明されたことは、本市にとって大きな追い風であり、一日も早い実現に向けて全面的に協力してまいります。
今後は、台湾をはじめ国内外からの人・物の交流が一層活発化することが予想されます。このチャンスを逃すことなく、本市が持つ地理的優位性を活かしながら、県南の雄都に相応しいまちづくりを目指してまいります。
結びに、新しい年が皆様にとって、幸多き素晴らしい年となりますよう心からお祈り申し上げ、年頭のご挨拶といたします。

■未来への架け橋へ
八代市議会議　長田方芳信
明けましておめでとうございます
市民の皆様におかれましては、健やかで希望に満ちた新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
また、日頃より市議会の活動に対しまして、格段のご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、昨年を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、「くま川祭り」や「全国花火競技大会」などの各種イベントが通常開催されるようになりました。
また、令和2年に完成した「くまモンポートやつしろ」がグランドオープンし、海外からのクルーズ船の寄港再開や、台湾基隆市との友好交流協定締結5周年を記念した市民使節団の相互交流の再開など、国内外からの人々の交流の機会も増え、明るい兆しが見られたところです。

◆企業誘致用地及び新八代駅周辺整備に関する調査特別委員会設置
TSMCの熊本県への進出を契機として、本市では、にぎわいの創出と県南地域全体の浮揚を目指し、企業誘致用地及び新八代駅周辺の整備に向けた検討が進められております。
市議会におきましても、昨年10月に「企業誘致用地及び新八代駅周辺整備に関する調査特別委員会」を設置し、地域経済の活性化、交流人口の増加や雇用創出、さらには、物流・人流拠点機能の整備といった喫緊の課題解決に向け、「未来への架け橋」となるよう果敢に取り組んでまいります。

◆坂本町の一日も早い復旧・復興
坂本町では、災害公営住宅の建設や宅地かさ上げ・輪中堤事業が始まるなど、復旧・復興に向けた取り組みが着実に進められております。市議会といたしましても、坂本町の一日も早い復旧・復興に向けて、引き続き、取り組んでまいります。

◆開かれた議会の実現に向けた取組
市議会では、「開かれた議会」を目指し、本会議などのライブ中継はもとより、市議会だよりやホームページ、フェイスブックを活用した積極的な情報発信、さらには議場見学などを行っております。今後も引き続き、タブレット端末による議会運営や情報発信など、デジタル技術を活用したさまざまな取り組みを推進し、開かれた議会の実現に向け取り組んでまいります。
本年も、市民の皆様の期待に応えられるよう真摯な議論を積み重ね、市民の皆様の声を市政へと反映するため、全力で取り組んでまいります。
新しい年が市民の皆様にとって幸せで実り多い年となりますことをお祈り申し上げまして、年頭の挨拶といたします。