■グランドデザイン策定〜今後の2カ年で基本計画を作成〜
この度、新八代駅周辺における今後のまちづくりを推進するための構想として、「新八代駅周辺グランドデザイン」を策定しました。
このグランドデザインでは、現状を踏まえつつ、市が目指す土地利用形態ごとに駅周辺を区域分けするとともに、にぎわい創出の核となる施設として、スポーツや文化活動などを楽しむことのできる大規模集客施設の整備などを盛り込んでいます。
また、令和6年度から7年度の2カ年にかけて、この大規模集客施設を中心とした周辺整備に係る基本計画の策定を行います。
本市が「県南の雄都」として、けん引役を果たしていくためには、港湾や駅、高速道路などの交通アクセスに優れた本市の玄関口である新八代駅周辺の開発を加速化し、広域的な人流と物流の拠点機能を高めていくことが、何より重要です。
加えて、八代地域には県営による工業団地の整備も予定されており、本市の持つポテンシャルを最大限活かすためのまちづくりにも積極的に取り組んでいく必要があります。
新八代駅周辺整備が起爆剤となり、本市に多くの人が訪れ、中心市街地などへの人の流れを生み出すことで、にぎわいの創出だけではなく、本市の未来を担う若者や子どもたちに夢を与える「まち」になることを目指してまいりますので、市民の皆さんのご理解とご協力をよろしくお願いします。
八代市長 中村博生
○県南における新しい広域交流拠点形成への3つのポイント
(1)にぎわいの中心拠点である中心市街地や周辺自治体への人流の創出・効果の波及
(2)八代港を起点とした経済圏の拡大や九州の西岸軸と東岸軸を結ぶ新たな交通ネットワークの形成など、交通の要衝としての強みの最大化
(3)新八代駅周辺が新たな事業と雇用の創出につながるエリアとなるとともに、農業生産地帯としての価値を高め、魅力あるエリアとなるような先導的な取り組みの推進
○新八代駅周辺の将来像
新八代駅周辺を、スポーツや文化、楽しみ、地域の新たな魅力を発信する「にぎわい・楽しみ」の拠点として整備するとともに、環境に優しく、多様な働き方に対応でき、健康的で豊かに生活できる「交流・創造」の拠点となるよう、さまざまな取り組みを進めていきます。
■新八代駅周辺の将来構想
土地利用の形態ごとに4つのエリアに区域分けし、将来像の実現に向け取り組んでいきます。
○大規模集客施設エリア
アリーナを中心とした大規模集客施設の整備により、新幹線や高速道路を利用した、広域からの人の流れとにぎわいを生み出すエリア
○文教住宅エリア
民間による集合住宅の建設や宅地開発を促進するエリア
○商業・オフィス・流通サービスエリア
駅近という利便性を活かし、今後さらに商業・オフィス系の誘導による、新たな雇用や、ビジネスが生まれるエリア
○生活交流エリア
日々の生活の中で、公園を中心に子育てや健康づくりなど、幅広い世代の交流が生まれるエリア
※詳しくは本紙をご覧ください。
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