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南阿蘇村 地域おこし協力隊通信 Vol.61

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熊本県南阿蘇村

■地域おこし協力隊 野津周平さん(政策企画課)
まったく想像もしていなかった、新たな道。
可能性を模索できた2年間
(取材・文・撮影/家入明日美)

島根県出身。熊本大学卒業後、いったんは地元に就職。2021年4月、地域おこし協力隊(スマートヴィレッジ推進プロジェクト)として熊本県南阿蘇村へ。協力隊着任後プログラミング専門講座を受講するなど、知識と技術を磨いてきた野津さん。2023年3月をもって退任します。

地域おこし協力隊として、熊本県に「帰ってきた」野津周平さん。「その頃にはまったく考えていなかった道が開けました」と、スマートヴィレッジ推進プロジェクトに携わった、この2年間を振り返ります。
「スマートヴィレッジ構想」を掲げる南阿蘇村。村のさまざまな課題をITで解決していこうと、熊本・福岡のIT企業が主体となって結成されたITバレー協議会と村とで、連携協定を結んでいます。野津さんの主な役割は、協議会と村の橋渡し役。ICT人材育成などを目的に整備された「南阿蘇村ICT交流センター」の運営サポートや、旧中松小学校を活用したICT拠点「中松集学校」への企業サテライトオフィス誘致活動、放牧牛の居場所をGPSで把握する試験などに携わってきました。
とりわけ野津さんが楽しみにしていたのが、小学生を対象にしたプログラミング教室。ゲームを作ってみたり、ドローンに「直進」「旋回」などの動作プログラムを入力して飛行させてみたり。「かなり高度な内容でしたが、とても喜んでもらえました」。
テレビ局の営業マンからの転身。知識ゼロからの挑戦には苦労もあったでしょう。「仕事を創造して提案していくという点で、力不足は否めなかった。でも、いろいろなIT企業の人と一緒に仕事をする貴重な機会をいただきました。役場の職員さんがいろいろと気をつかってくださることも多くて、とてもありがたかったです」と話します。
退任後も、南阿蘇村でICTを主軸に据えた仕事に携わる予定。情報分野にますます注目が集まるいま、野津さんのこれからの活躍に、期待がふくらみます。

「2023年3月末退任します。2年間ありがとうございました!」

■New Face(ニューフェイス)
南阿蘇村地域おこし協力隊移住・定住促進プロジェクトに、新メンバーが加わりました♪

名前:梅田 ゆうか(定住促進課)
着任:2023年2月1日
出身:福岡県

Q.協力隊になった理由
A.村に移住するにあたり、地元の皆さんとの交流をとおして、地域のことにより深く関わっていきたいと思ったからです。

Q.プロジェクト内容
A.空き家バンクの運営や移住体験プログラムの企画などを担当します。地域の皆さんと移住希望者を繋げるサポートができるように頑張ります。

Q.南阿蘇村の好きなところ
A.阿蘇の大きな山々を、どこからでも身近に感じられるところ。特に晴れた朝の、気持ちいい空気感に癒されています。

家族で南阿蘇村に移住したい!と検討中。阿蘇の暮らし、楽しみながら、勉強しています!

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