九州大学景観研究室は、令和4年度に村の石積みについて約8カ月間におよぶ調査を実施し、村内には5,000以上もの石垣が存在していることを明らかにしています。これは全国に比類のない規模であり、村らしさを構成する大切な歴史的文化の一つであると言えます。
村の石積みの多くが熊本地震を経ても崩壊しておらず、その1つである川後田地区の石積み(延長11m、高さ1.3m)を実際に解体し、構造について調べられましたが、石積みを安定させるためにさまざまな工夫がされていることが明らかになりました。こうした工夫(技術)を引き継ぐために、令和5年度には村内の建設業者を対象に、技術を学びながら解体した石積みを積み直す研修会が実施され、今年3月に川後田地区の石積みが再構築されました。
問合せ:水・環境課 環境保全係
【電話】0967-67-3176
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