市民の皆さんが納めた税金などが、どのように使われ市の財政が運営されているのか、市の財政状況について令和4年度決算の概要を地方財政状況調査表(決算統計)に基づいてお知らせします。
決算統計は総務省の基準により決算を分析したもので、後期高齢者医療広域連合へ派遣している職員の人件費相当分を除いています。
決算額は、御代志地区土地区画整理事業や社会資本整備総合交付金事業など令和3年度中に事業が完了せずに繰り越した財源を含めた額となります。
※令和4年度一般会計決算書では歳入290億3673万3千円、歳出274億1696万円となります
■一般会計の歳入…290億3,089万円
◇決算額(歳出)の推移
◇収入の状況
一般会計の歳入は290億3089万円で、令和3年度に比べて5億634万3千円(1.8%)増えています。これは、市民税や地方交付税が増加したことが主な要因です。市民の皆さんが納めた市税(市民税や固定資産税、軽自動車税など)は、令和4年度決算で歳入の約28%を占めています。
■市の貯金と借金(令和4年度末)
◇貯金
財政調整基金…40億6,924万3千円
減債基金…7億8,989万1千円
特定目的基金…34億2,812万2千円
合計…82億8,725万6千円(市民1人当たり 12万8,578円)
◇借金
市債(一般会計)…209億6,038万9千円(市民1人当たり 32万5,204円)
市債(企業会計も含む)…301億3,399万円(市民1人当たり 46万7,534円)
※人口は令和5年3月末の人口(64,453人)で算出しています
■一般会計の歳出…274億1,111万7千円
◇歳出性質別グラフ
◇支出の状況
一般会計の歳出は274億1111万7千円で、令和3年度に比べて5億9480万9千円(2.2%)増えています。これは、総合センター「ヴィーブル」文化会館改修工事や合志中学校改修工事の増が主な要因です。また、市民1人当たり、約43万円が支出されたことになります。
◇一般会計の決算状況・実質収支額
実質収支額は12億9495万7千円、令和3年度に比べて903万3千円の増となりました。また、実質収支額12億9495万7千円は令和5年度予算へ繰り越しました。
歳入総額(290億3,089万円)-歳出総額(274億1,111万7千円)=差引額(形式収支額)(16億1,977万3千円)
差引額(形式収支額)(16億1,977万3千円)-翌年度へ繰り越すべき財源※(3億2,481万6千円)=実質収支額(12億9,495万7千円)
※令和4年度中に事業が完了せず、令和5年度に繰り越す財源
<この記事についてアンケートにご協力ください。>