素敵な人生・素敵なパートナー

16／34

男女共同参画推進懇話会
委員　長野　千春(ながの　ちはる)さん

農家に嫁いで、早30年余り。日々忙しい毎日を送っていましたが、やっと子育ても一段落し、自分の時間が持てるようになった頃、農業女性アドバイザーに就任し、男女共同参画懇話会委員も兼ねることになりました。
家族経営の輪の中での狭い生活スタイルからアドバイザーとして、懇話会委員として、市政に関わることは、勇気がいることでしたが、まずは一歩を踏み出せたと捉えて、楽しんで活動していきたいと思っています。
さて、男女共同参画というと、20年ほど前になりますが、当時中学生だった長女の夏休みの宿題で初めて耳にした記憶があります。男女共同参画について、いくつかの課題の中から選び、作文にまとめるというものでしたが、聞きなれない言葉も多く、インターネットで検索するなどして一緒に取り組んだことを思い出します。当時の男女共同参画の課題は、家庭生活や職場、地域などでの男女格差などが主なものでしたが、昨今は、人権問題として広く捉えられるようになってきたと感じています。
そのような社会の変化に順応するためにも、本市が4月から導入した『パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度』への理解や男女共同参画についての講演会などを通して、私たちは、知識を身に付け、理解し、視野を広げていく必要があります。
アドバイザーや懇話会でさまざまな職種の人と接する機会を得ることができ、偏りがちな考えから抜け出し、広い考えを持てるようになってきました。今後も、私たちの子どもや孫の世代の世の中が、多様性が尊重され、一人ひとりが輝き、そして安心して暮らせる社会になるように心がけて行動していきたいと思います。