素敵な人生・素敵なパートナー

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男女共同参画推進懇話会
委員　松山　尚美(まつやま　なおみ)さん

私は小学生の頃(40数年前)、野球部に入部していました。当時はいわゆる「紅一点」。とても物珍しいことでした。
そういう環境で過ごしたこともあり、後の学生生活・社会人生活で、男性集団の中に女性が一人で入って何かをする場面に遭遇しても特段意識することなく対処してきたつもりですし、一般社会の中で「女性だけで何かをする」「男性だけで事を決める・進める」ということに対しては、常に疑問・違和感を抱いていました。
昨今は社会的な潮流もあり、男女共同参画に通じる諸政策が展開されています。本推進懇話会でもいろいろな立場の人が男女共同参画とそれに関連する物事を知り、認識を高め、発信していくことは大変有意義なことだと感じています。
しかし、このような活動を長年し続けなければならないこと自体が問題だとも感じています。一日も早く特別な活動・施策から脱し、属人的要素に関係なく、個性や能力の発揮・評価を「普通に」「無意識に」「偏見なく」できるようになることを願います。
私の勤め先では、老若男女・障がい者・外国人といった多様性を享受することを目的に、令和元年から『多様性検討委員会』を発足し、さまざまな議論をしています。また、自ら講師となり、「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見・思い込み・偏ったものの見方)」の社内研修を行ない、多様性への理解の一助となるよう努めています。そこで得られた共通認識は「知らないことが一番マズい!」ということです。
本会活動や広報記事を通じて、多くの人が男女共同参画、多様性について難しく考えず、「知る・気付く」ことから始めてもらえれば幸いです。